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2007年08月31日

メタル美学

ヘヴィメタルに詳しくない人が、手にとったアルバムがヘビメタかどうかを判断する方法。


裏ジャケットのメンバー写真を見て、革ジャンを着てる奴が2人以上いたらヘビメタ。

『残念な大人の会』、名誉会長のメタルゴさんが規定したマニュアルです。

これが非常に精度が高く、8割以上はアタリます。

と、いうわけでこのアルバムはどうかというと・・・
なんとメンバー5人、革づくめ。
しかも革ジャンではなく革コート。
そしてロングヘアー。
ゼッタイにヘビメタの確信です。


クイーンズライチの『レイジ・フォー・オーダー』。

邦題は『炎の伝説』。
タイトルからしてヘビメタですね。

のちにヘヴィメタルの金字塔、そして完璧なアルバム『オペレーション・マインドクライム』を生むことで明確に証明されますが、クイーンズライチといえば『確かな実力に裏打ちされた知性』です。

この頃にも知性を垣間見ることはできますが、どちらかと言うとジューダスプリースト直系、正統派のヘヴィメタルです。

もちろん単純なものではなくプログレ的な一面もありますが、根本にあるのはブリティッシュ・ヘヴィメタルです。
アメリカのバンドですけどね。

アルバムのオビに書いてある言葉が全てを解説してくれます。

『輝ける運命の翼ー。
正統派ヘヴィ・メタルの真のサクセサー(後継者たち)、
クイーンズライチ至高のメタル美学。』

他の説明はいっさい不要。
このアルバム、ホントにカッコイイです。

  

  • Posted by グレイトさん at 00:26Comments(0)

    2007年08月29日

    アイ・アム・サム

    映画『アイアムサム』のサントラ。

    参加アーティストは様々なミュージシャンですが、曲はすべてビートルズのカヴァーです。

    今から2年くらい前のことですが、私は上司に勧められてこのアルバムを手にしました。
    それ以来、ずっと愛聴盤。
    必ず車に置いてあります。
    BGMとして流すのも良し、じっくり聴き込むのも良し。
    場所も時間も選ばない、心地よいアルバムです。


    それにしても、女性が歌おうが、メロディを崩そうが、ジャンルを変えようが、
    『良さ』を損なわず、違和感なく聴けるという事実。

    ビートルズの曲はそれがスゴいですね。

    間違いなく世界中で最もカヴァー曲の多いバンドで、しかも原曲が最もシンプルな演奏です(初期の曲は特に)。

    だからこそアレンジもヤリガイがあるのですが・・・
    色々とやってみた結果、原曲が一番良いことに気付くんです。

    結局、原曲がやっぱり完成形なんですね。
    ホントに、ロック史上で最も偉大なバンドだと思います。

    そういえば、いつだったか海外の雑誌で
    『偉大な作曲家ベスト5』みたいなのがあって、

    1位 ポール・マッカートニー
    2位 モーツアルト
    3位 バッハ
    4位 ベートーベン
    5位 ジョン・レノン
    という結果だったような気がします。

    まぁ、アンケートをとった世代とか、国によって全く違う結果になるとは思いますが、決して否定はできないランキングだと思います(メチャクチャだけど)。

      

  • Posted by グレイトさん at 23:46Comments(0)

    2007年08月28日

    女性メタルシンガー

    聴いてみてください。
    シナジーのデビューアルバム、『ビウェア・ザ・ヘヴンズ』。

    女性ヴォーカルです。
    しかも『セクシーさが売り』とか
    『カワイさが売り』とか
    『女性ならではのハイトーン』とか
    『イロモノ』ではなく、
    ただ純粋に『ヘヴィメタルをたくましく歌う女性』。

    その名も『キンバリー・ゴス』です。

    ヘビメタらしい、アタックの強い名前ですね。

    アルバム内容も非常にアグレッシブで威力抜群。
    そりゃそうですよ。
    だってメンバーがスゴいもの。

    『イン・フレイムス』のイェスパー・ストロムブラード。
    『チルドレン・オブ・ボドム』のアレキシ・ライホ。
    『マーシフル・フェイト』のシャーリー・ダンジェロ。

    わかってます。
    一般的にはあまりにも馴染みのない名前ばかりであるということはちゃんと理解しています。

    まぁ簡単に説明すると『北欧メロディック・ヘヴィメタルの重鎮の人々』なんです。

    そんな人達が集まり、曲を書き、たくましいヴォーカルを乗せる。
    素晴らしいに決まってるんですよ。

    ザクザクしたリフ。
    大仰なメロディ。
    ツイン・ギターのせめぎあい。
    もちろん速さ。
    カッコよさ。

    女性シンガーのバンドだからってナメちゃいけません。

    これぞまさしく『正統派ヘヴィメタル』。
    ジューダス・プリーストやプライマル・フィアと並んでいても遜色のないクオリティです。

    1曲目『ヴェノマス・ヴィクセンズ』の驚愕するスタート。
    3曲目『ボーン・アントゥ・ファイア・アンド・パッション』から
    4曲目『ザ・ウォリアー・プリンセス』の流れは鳥肌モノ。
    ギター・ソロがまた衝撃的なカッコ良さ。


    メロディック・スピードメタル好きなら、文句なしにオススメですよ。
    ゼッタイに合格ですから。


      

  • Posted by グレイトさん at 21:45Comments(0)

    2007年08月27日

    人生に必要なモノ

    質問。
    『人生に必要なモノは?』

    ・・・答えは最後に。


    さて、言わずと知れた元ガンズ・アンド・ローゼズ〜現ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのギタリスト、スラッシュ。

    そのスラッシュはヴェルヴェット・リヴォルヴァー以前に
    『スラッシュズ・スネイクピット』
    の名義でアルバムを残していて、その2枚目がこの
    『エイント・ライフ・グランド』です。

    基本はモチロン、ストレートなアメリカン・ハードロック。

    メンバーもヴォーカル、ギター2本、ベース、ドラム、という『当たり前』なハードロックバンドの構成です。

    しかしながら、プロデュースの良さも手伝ってやたら音がブ厚い。
    骨太でゴージャスです。

    シンガーのロッド・ジャクソン(当時無名)の声が最高にカッコ良く、スラッシュの弾く泥臭いハードロックの音に完璧にハマってます。

    パワフルながらガナりすぎず、アタックがありながら声が割れず。
    不器用そうに聴こえるくせに色んなタイプの曲を歌いこなす、良いシンガーですね。


    1曲目から一気世界に引きずり込む『ビーン・ゼア・レイトリィ』
    リフの波状攻撃『ミーン・ボーン』
    明るいバラード『バック・トゥ・ザ・モーメント』
    ガンズ全盛期バリの勢いで攻めたてる『ジ・エイリアン』・・・

    フックの効いたこーゆータイプの曲はもはや『スラッシュ節』といえます。

    グイグイ引っ張られるこの感じ。ライヴ感があって気持いいんですよね。
    ロックンロールしてんな〜、とつくづく思います。

    やっぱり人生に必要なモノはロックンロールだな!と気付く1枚です。

    と、いうわけで答えは『ロックンロール』!
    わっはっは。

      

  • Posted by グレイトさん at 09:05Comments(0)

    2007年08月27日

    流行りもの・・・

    フーバスタンクの『ザ・リーズン』。
    流行りものといっても2003年の話ですから、もうだいぶ前の話になりますね。

    ジャンルとしてはラウドロック・・・というよりは純粋なロックです。
    しいて言うならちょっとパンクっぽいかな。

    個性というか独自というか、いわゆるアクの強さがといったものがありません。
    その分、誰にでもとっつきやすく、聴きやすい。
    安心してオススメできるアルバムです。


    普段から洋楽を聴かない人でもたぶん耳にしたことのある8曲目、タイトル曲の
    『ザ・リーズン』。

    これは名曲。

    私は、アメリカ人っていうのはみんな大味で、独特で、破壊的で、勢い重視だと思っていたのですが
    (怒られるぞ)
    胸に響く現実的な歌詞。
    叙情的なメロディ。
    魂の入ったヴォーカル。
    これは『良い』です。

    先述した『アクのなさ』が良い作用をして、『曲の良さ』だけで聴くことができるのは素晴らしいことですね。

    モチロンそれはあくまでバンドの一面。
    ヘヴィでアグレッシブ、激しさと早さ。そこにテクニックを備えたパワフルなバンド、というのが恐らく本性でしょう。

    そうじゃなきゃ『アウト・オブ・コントロール』とは歌わないっすよね。

    アルバム通して水準の高い内容ですんで是非、と思いますが、最低でも『ザ・リーズン』だけはおさえておくべし、でございます。

      

  • Posted by グレイトさん at 00:24Comments(1)

    2007年08月16日

    『尊敬の念』の集合体!

    ヘヴィメタル界の永遠の帝王、オジー・オズボーン。

    その帝王への尊敬、敬愛、忠誠、共感をこめて放たれたトリビュートアルバム
    『トリビュート・トゥ・オジー、バッド・ヘッド・スープ』。

    なんといっても素晴らしいのは参加ミュージシャンの顔ぶれ。

    オジー・オズボーン・トリビュートだからこその豪華メンバー。

    ハードロック、ヘヴィメタルの銀河系オールスターズです。

    ざっと挙げられるだけでも
    イングヴェイ・マルムスティーン、ティム・リッパー・オーウェンズ、レミー・キルミスター、ヴィンス・ニール、ビリー・シーン、ジョージ・リンチ、ティム・ボガード、リッチー・コッツェン・・・
    いやぁキリがない。

    ハードロックを聴かない人にはただカタカナが並べられただけだと思いますが、知ってたらもう、
    『うはぁ、たまんねーなぁ』
    とか言いながらヨダレだらだら流して名前を聞くメンバーです。

    内容はモチロン素晴らしく、原曲の良さを残しながらの巧みなアレンジや派手なギターソロ、個性的な歌い回しなど
    『トリビュートアルバムならでは』の演奏を聴けます。

    そんな中で特に光るのが5曲目。
    リサ・ローブの歌う『グッバイ・トゥ・ロマンス』。

    女性シンガーが歌うと『曲の良さ』がより引き立ち、名曲であることを再認識します。

    この仕上がりは、ランディ・ローズも納得するに違いありません。


    トリビュートアルバムは『企画モノ』という印象が強く、イマイチなものも多いのですが・・・
    なかなかどうして、このアルバムのクオリティは素晴らしいですね。

      

  • Posted by グレイトさん at 22:03Comments(0)

    2007年08月12日

    ザック・ワイルド

    オジー・オズボーン・バンドやブラック・レーベル・ソサエティでおなじみ、ザック・ワイルド。

    そのザック・ワイルドのプロジェクト
    『プライド・アンド・グローリー』。

    ヘヴィな音作りのくせに聴いていると味の出る、シブめのハードロック。

    とはいえ決して地味ではなく、根底にあるのはキレのいいサザン・ロックです。

    ジックリと作り込まずにサクッと決めて、あとは流れにのせていく。
    ザック・ワイルドいわく、
    『ジャムセッションをしながら曲を作っていくためにトリオ編成でスペースを作った』
    そうな。

    なるほど。だからベースもドラムも際立ってるんだね。


    しかしザック・ワイルドはギタリストの印象が強いけど、ヴォーカルが相当イイですね。

    声の質、太さ、発声の仕方。
    温かみがあって無理がなく、カッコよく響きます。

    たまにオジー・オズボーンに似せて歌うときがありますが、それは超・ソックリです。
    ヘヴィ・ロックにハマる声なんですね。


    ちなみに、私が持っているCDはボーナスCD付きの2枚組で、ブラック・サバス、レッド・ツェッペリン、ビートルズのカヴァー曲が入っているのです。
    ちょっと貴重なんだぜ。

      

  • Posted by グレイトさん at 23:37Comments(0)

    2007年08月12日

    マジでライヴです

    私が国を作ったアカツキには、国歌はヘビメタにしようと思っています。
    いつ、そんなときがやってくるかはわかりません。
    もしかすると明日かも知れない。

    想像してみてください。

    国歌斉唱を。

    イキナリだと困りますよね。

    普段からヘビメタに慣れ親しんでおけば、いつ国歌斉唱が来ても大丈夫なのに。
    おかげで安心して生活ができないじゃないですか。

    そんな時のためのレーサーX。
    普段から聴いておきましょう。


    このアルバムは『スーパーヒーローズ』発表時のライヴ盤、『ライヴ・アット・ざ・ウィスキー、スノーボール・オブ・ドゥーム』。

    わかりやすい衝撃として

    『超・ウマい』。

    非常にグレイトな演奏が聴けます。
    なんだこの迫力。

    初期の名曲『ストリート・リーサル』なんて何をどうやってんだか・・・。
    とにかくメチャクチャカッコ良いです。

    他にも『スネイクバイト』『デッド・マンズ・シューズ』『スカリファイド』『ファイヤー・オブ・ロック』『イーヴル・ジョー』など、
    私の好きな曲が目白押し。

    『お前は悪魔か?イーヴル・ジョー?』
    ってどんな質問だよ。ゼッタイ違うよ。


    いやぁしかし曲のクオリティもさることながら、この安定した演奏はホントに脱帽。

    バンドやってる少年、青年なら全パートが憧れの対象。
    マジでライヴだもんな〜。

      

  • Posted by グレイトさん at 22:41Comments(1)

    2007年08月12日

    ロックンロール!フーチー・クー!

    銀色のジャケットに銀色の手袋。
    真っ正面をむいて何かを叫ぼうとしている。
    手には赤いストラトキャスター。
    『ロックンロール』を絵にしたようなシンプルなアルバムジャケット。

    リック・デリンジャーの『オール・アメリカン・ボーイ』。

    アメリカン・ロック史に燦然と輝き続ける名盤です。


    リック・デリンジャーのキャリアは
    ポップロックバンド〜バックバンド〜ソロ
    という珍しい流れ。

    まぁバックバンドといっても『100万ドルのブルースギタリスト』ジョニー・ウィンターとの共演なので、まったくもってカッコ良いんですけどね。

    んで、そんな時期を経て、ソロでロックンロールを追求していく時がやってくるのです。

    ストレートでシンプルなロックンロール、テクニカルなインスト、心地よいバラード、とバラエティに富んでいながらも流れがよく、非常にバランスの取れているアルバムです。


    しかしなんと言っても1曲目、

    『ロックンロール・フーチー・クー』。

    まさにロックンロールのクラシック。
    普段、あまりロックを聴かなくてもどこかで聴いたことあったりする曲です。

    時代背景を考えると非常にテクニカルなギターソロを大々的にフューチャーしていて、
    純粋に『カッコ良いロックンロールの曲』です。

    地球上のみんな、せめてこの曲だけでも聴いてくれ。

      

  • Posted by グレイトさん at 08:53Comments(0)

    2007年08月12日

    ZEPをぶっとばしたバンド

    グランド・ファンク・レイルロードの『コート・イン・ジ・アクト(グランドファンク・ツアー`75)』です。

    グランド・ファンク・レイルロードは『ハードロックといえばブリティッシュ』だった構図を覆す活躍をした、アメリカを代表するバンド。

    俗にいう『レッド・ツェッペリンをぶっとばしたバンド』という称号はここから来ているんですね。


    ギターヴォーカルのマーク・ファーナーは真っ向勝負のカッコ良さ。

    初期に比べるとキャッチーな印象になったことは確かですが、それでもやっぱりやはりライヴで人気を得た『叩き上げのバンド』だけあって、男らしいパワーに溢れているのが伝わってきます。


    ライヴの定番『ロックンロール・ソウル』や『ハートブレイカー』、全米ナンバーワンヒットの『ロコモーション』、ドラムのドン・ブリューワーのアグレッシブなヴォーカルが聴ける『シャイニン・オン』『ウィアー・アン・アメリカン・バンド』といった曲が入っているように、
    アルバム自体はバンドの歴史から考えると後期のものですが、初期からの代表曲も入っています。

    そんな意味では一種のベストアルバム的な要素もあるといえますね(足りないけど)。


    後楽園かどこかで、『日本ではじめて観客が総立ちになったコンサート』みたいな伝説もあって、そーゆーのがまたカッコ良いんだよな〜。



    ちょっとだけ肩の荷をおろすのに
    たいした努力はいらない
    ロックンロール・ソウルが樽一杯あればいい


    だ、そうな。
    やっぱりロックンロールだな!

      

  • Posted by グレイトさん at 00:45Comments(1)

    2007年08月07日

    トリビュート

    昨今、『トリビュートアルバム』というと、
    尊敬するアーティストや影響を受けたアーティストの楽曲をカヴァーするものを指します。

    そういう意味ではちょっと違うトリビュートです。
    いやしかし、本来の意味ではコッチのほうが正しいトリビュートなのでしょう。

    オジー・オズボーンの『ランディ・ローズ・トリビュート』。

    ランディ・ローズ生前のライヴ音源を死後何年も経過してからリリース。

    オジー・オズボーンにとって、ランディ・ローズというギタリストがどれだけの存在であったかを考えさせる事実ですね。

    写真なんかでみると完全に『悪魔と天使』なのですが、この2人には何か特別な絆があり、ヘヴィメタル界における奇跡のチームだったと思います。


    アルバムはかなりドラマチックに『アイ・ドント・ノウ』からはじまり、ソロキャリアの『クレイジー・トレイン』『ミスター・クロウリー』『スーサイド・ソリューション』『グッバイ・トゥ・ロマンス』など当時の代表曲、
    ブラックサバスから『アイアン・マン』『チルドレン・オブ・ザ・グレイヴ』『パラノイド』とこれまた代表曲をふんだんに収録。

    当時のオジー・オズボーンがハッキリと伝わってくる名盤です。



    それにしても、このオジー・オズボーンという男。
    いまだに現役。
    ヘヴィメタル界の帝王の座はまったくゆるがない。


    マッドマン。
    ミラクルマン。
    アイアンマン。
    パラノイド。


    これらはアルバムタイトルや曲のタイトルですが、自分のことではないのかと思ってしまいますね。

    普通なら何度か死んでいる人生ですので。

      

  • Posted by グレイトさん at 00:23Comments(1)

    2007年08月06日

    セミ?

    誰もが持っているべきアルバム、レーサーXの『スーパーヒーローズ』。

    なに?持っていない?

    ブログ見てるヒマがあったら早く買いに行け!


    さて、巧いといえばポール、速いといえばポールのポール・ギルバート。

    ポール・ギルバートっていうとミスタービッグのほうが有名だし、ヒット曲も多いです。

    しかぁし!

    『本気』を聴くならコッチ。
    ガンガンやってるのを聴くならコッチ。
    『残念な大人』でいたければ聴くべきはコッチ。
    つまりオススメはコッチです。


    それにしても、ポール・ギルバートという人は非常にバランス感覚の良い人ですね。

    ポップ路線でいっても、ハードロックでいっても、ギンギンのヘビメタでいっても、高いレベルでポール・ギルバートっぽさを出せる。

    イヤ味がなく、爽やかに聴くことができて、それでいて壮絶。
    これはスゴいことですよ。


    とはいえこのバンドはポール・ギルバートのソロプロジェクトではありません。
    レッキとしたヘビメタのバンドであり、超一流のミュージシャンの集まりです。

    巧さ、スゴさ、エネルギッシュさ、バリエーションの豊かさ、柔軟さ・・・

    まぁ、ここでごたくを並べてそれを読むより、一回でも『聴く』ほうが伝わりますね。

    1曲目『スーパーヒーローズ』。
    これでほとんどの魅力が伝わります。


    そして、きっとこう思うはず。

    『セミ?』

    ・・・いやいや、人の声です。
    ヴォーカルです。
    モチロン機械処理でもなく。
    ナマの声です。


    そしてそれを支えるリズム隊の強力なことといったら!


    このバンドは、
    『ヘビメタ=ダサい』
    を理解した上で、
    『ヘビメタ=簡単には真似できない』
    を具現化しているといえます。


    だからこんなアルバムジャケットになっているんですね。

    ちなみにこの人はベーシスト。
    ライヴでは覆面をかぶっています。

      

  • Posted by グレイトさん at 01:12Comments(0)

    2007年08月02日

    素敵ベーシスト

    想像してみてください。

    お気に入りのオシャレなお店でショッピングしてる時に、突然店員さんが
    『ヘビメタで一番素敵なベーシストは?』
    と聞いてきたらどうしますか?

    困りますよね。

    そうなんです。
    なかなかスグに答えられないんですよ。

    そんな時のためにこの人。

    『ギーザー・バトラー』。

    言わずとしれたブラック・サバスのオリジナルベーシストです。

    このアルバム『プラスティック・プラネット』はブラック・サバスとして活動していない時期にソロプロジェクトで出したアルバムで、
    ドラムには歴戦の勇者ディーン・カストロノヴォ、
    ヴォーカルにはフィア・ファクトリーのバートン・C・ベルを従えての強烈すぎる一枚。

    すっげえヘヴィです。

    1990年代半ば、ベテランのメタルミュージシャンがやたらとモダンな音作りをした時期があったんですが、どれもみんなイマイチ『なりきれていない』感じが否めませんでした。

    そんな中でこのアルバムだけは見事に『時代の音』を飲み込むことに成功。
    大迫力のサウンド。
    圧倒的な威力。

    ギーザー・バトラー、恐るべしです。



    ライヴでのかきむしるようにベースを弾く姿が抜群にカッコよく、もう最高に素敵。
    30年前とルックスが変わってないし。

    西城秀樹に匹敵するグレイトなダンディです。



    と、いうわけで、これでもう安心。
    『ヘビメタで一番素敵なベーシストは?』と聞かれたら、

    『ギーザー・バトラー!』

    と元気に笑顔で答えましょう。  

  • Posted by グレイトさん at 12:34Comments(1)

    2007年08月02日

    テロリストバンド

    インダストリアル最強のミニストリーと
    知的パンク・ハードコア最強のジェロ・ビアフラ。

    そんなふたつの最強がタッグを組んだ『ラード』。

    出来上がった最強のアルバムはコチラ。
    『ラスト・テンプテーション・オブ・リード』です。


    喋りまくるようなビアフラのヴォーカルとアオるようなミニストリーの曲がハンパじゃなく相性抜群。
    アドレナリンが吹き出す即効性は凄まじいモノがあります。


    歌詞はさすが、一流のパンク。


    ※目のある奴なら見るだろうし
     耳のある奴なら聞くだろう
     神の啓示を
     敵に対して
     これからの世界は
     子供たちのものじゃ


    ※性的全体主義者の更生組と
     清教徒ヅラしたスケベ野郎め
     頭に叩き込めよ
     どんなに多くの書物を発行禁止にしようと
     どんなに多くのレコードを燃やそうと
     生殖信仰の種は
     太古の昔からすでに蒔かれているんだ


    歌詞だけだとちょっとわからないっすね。

    このヴォーカルのジェロ・ビアフラは発言が過激すぎて、アルバムの発売禁止や演説を警戒されたりなど、まあヤリ玉に上げられている感じの人なんですね。
    なんせもとのバンドが『デッド・ケネディーズ』というくらいですので。


    内容はとにかく過激なインダストリアル・パンク。
    危険な香りをまきちらして、挑発的な曲のオンパレード。
    これ系が好きな方にはゼッタイオススメ。
    裏切らない内容です。

    そして、このアルバムの前に3曲入りシングル(とはいえ40分以上)があります。
    それもまた必聴ですよ。  

  • Posted by グレイトさん at 00:28Comments(1)

    2007年08月01日

    楽しく聴く!

    モトリー・クルーのヴォーカル、ヴィンス・ニールが一時的に脱退した時に出したアルバム
    『エクスポーズド』です。

    独特な(ヘンな)声と『騒ぐの好きです』なルックス。
    そんなロック界きってのパーティ野郎・ヴィンスと真っ向から張り合う派手なギター。
    そのギタリストはかのスティーヴ・スティーヴンス。

    これはカッコ良くないわけがない。

    内容はモチロン明るくわかりやすく派手なハードロック。
    スッゴくとっつき易いです。

    いわゆる『聴き込むことによって出る味わい』みたいなものは少なく、最初にガツッと『美味い!』という感じです。


    スティーヴ・スティーヴンス節が随所に散らしてあり、とにかく『巧くて遊ぶ』。

    1曲目からソロが長い『ルック・イン・ハー・アイズ』、
    フラメンコ・ギターをフューチャーした『ジ・エッジ』など存在感バリバリ。
    ヴォーカリストのソロアルバムなのに。


    『シスター・オブ・ペイン』
    『ユー・アー・インヴァイテッド』
    カヴァー曲『セット・ミー・フリー』
    ボーナス・トラックの『スーパースターはブロンドがお好き』など、とにかくヴィンス・ニールにハマる曲でアルバムが構成されていて、カッコいいハードロックのアルバムとして純粋に楽しめます。

    理想的な聴き方は
    『天気が良い日に車で出掛けて鼻歌』。


    あんまり何も考えずに楽しむのがよろしいかと。

      

  • Posted by グレイトさん at 22:58Comments(0)

    2007年08月01日

    地獄から来たカウボーイ

    パンテラのメジャーデビュー作
    『カウボーイズ・フロム・ヘル』。

    代表曲の多い名盤です。

    1曲目『カウボーイズ・フロム・ヘル』
    2曲目『プライマル・コンクリート・スレッジ』
    の流れは秀逸で、一気に熱く、そして破壊的な世界に入り込みますね。

    この独特なオーラは確かな実力に裏打ちされたメンバーの演奏があるからでしょう。

    特にギターのダイムバッグ・ダレルは『こーゆー系』では一番で、それでいて個性的。

    そういえばいつだったか、日本の某重鎮ギタリストが丸坊主になったときは完全にダレル入ってたなぁ・・・。

    パンテラ史上最もドラマチックで美しい『セメタリー・ゲイツ』
    暴力的な勢いの『ドミネーション』
    破壊力満点の『シャタード』など
    オススメの曲が目白押し。

    ヴォーカルのフィリップ・アンセルモはロブ・ハルフォードから多大な影響をうけたと一発でわかるものの、シャガれたダミ声や太くてクリーンな声も出る多彩なシンガーで、アルバムを通してメリハリをつけるのに一役かっています。完全なるモヒカンですけど。


    4曲目『ハラシー』から。

    『俺は生まれつき正直。異端。』

    普通と違うのは自分でも理解している。でもそれが本質。だから信念を持って、正直に生きる。

    パンテラ万歳。

      

  • Posted by グレイトさん at 21:16Comments(1)