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2007年12月28日

シークレット・ストーリー

私が20歳の頃の話です。
そこには急に『一人暮らしをしよう』と思いたった私がいました。

アパート探しをする場所といえば当然不動産屋さん。
と、いうわけでフラリと不動産屋さんに行ったんですな。
んで、たまたま行った不動産屋でカッコイイ音楽がかかっていたんです。

『コレ、誰の何ていうアルバムですか?』
と聞き、すぐさまメモりました。
そしてその足でCD屋へ。
不動産の契約もせずに。


その日からずっと愛聴盤。
パット・メセニーの『シークレット・ストーリー』です。
いわゆるストレートなモノではないですが、ジャズでございます。

ハードロックでいうとスティーヴ・ヴァイやジョー・サトリアーニのような『天才的巨匠』に分類されます。
技巧に優れているのはもちろん、この引き出しの多さと、緻密性。
オーケストラの編曲や、構築性。
とにかくスゴい仕事量ですね。

細かいことは別として、
『ああ、良い音楽だなぁ』
と素直に感じられるアルバムです。

2曲目『フェイシング・ウエスト』や6曲目『サンライト』に見られる心地よさと、
10曲目『アズ・ア・フラワー・ブロッサムズ』からラスト14曲目『ノット・トゥー・ビー・フォーゴットン』までの哀しさの対比が素晴らしく、
1曲1曲の完成度だけでなくアルバムの流れを楽しめます。


ちなみに不動産屋で私が聴いて衝撃を受けたのは、
12曲目『ザ・トゥルース・ウィル・オールウェイズ・ビー』。
9分以上ある曲なのですが、非常にドラマチックな曲構成で、特に後半のシンセギター(たぶん)のソロはたまりません。

  

  • Posted by グレイトさん at 07:56Comments(0)

    2007年12月25日

    モーターヘッド

    かつてジョーイ・ラモーンが言いました。

    『この世にロックンロールバンドは3つだけだ。
    ラモーンズとAC/DCとモーターヘッドだ』と。

    てなわけでコチラ。
    モーターヘッドの『ノー・スリープ・ティル・ハマースミス』です。

    モーターヘッドというバンドはメタルの元祖として語られがちですが、実際は3コードをメインとしたシンプルなロックンロール・バンドです。
    ただ、その『荒々しさ』『スピード感』『破壊力』がズバ抜けており、ヤワな音のバンドなんかはキレイさっぱり打ち消してくれちゃいますね。


    しかしこのライヴは良いですぞ。
    ロック系の大半のアーティストはライヴ音源を出しますし、その中には
    ディープ・パープルの『ライヴ・イン・ジャパン』
    チープ・トリックの『アット・武道館』のような、評価が高いモノも多くありますが、それらと比べてもまった遜色のない出来栄え。
    いいライヴです。

    中でも代表曲『エース・オブ・スペーズ』の存在感は、聴く者すべてを圧倒します。
    まさしく無敵のバンドです。

    ある意味初期モーターヘッドのベストといえるこのアルバムは、全英チャート1位をとったという名作ライヴ。

    やっぱりモーターヘッドといえばレミー・キルミスターのこのベースの音、このヴォーカル。

    くぅ〜〜!たまんねぇ!

      

  • Posted by グレイトさん at 03:51Comments(0)

    2007年12月24日

    ノー・エンジェル

    ダイド。

    日本での認知度はイマイチかも知れませんが元フェイスレスのメンバーです。

    ソロ活動をする為に脱退し、このアルバム
    『ノー・エンジェル』でデビュー。
    そしてデビュー・アルバムでプラチナ・ディスクに輝くという偉業を成し遂げています。

    音楽的にはフォークとポップスのちょうど真ん中くらいですが、とにかくこの声が良いんです。
    透明感がありながらも生々しく、忘れられない声だけどしつこくない。
    『ウマい!』とか『スゴい!』とかではなく、
    とにかく無理がなくてイヤミがない。

    またアルバム全体を通して『作り過ぎ』ということもなく、シンプルな曲構成、シンプルなアレンジ。
    愛されてしかるべき音なんですね。


    で、勝負してくる武器はというと、兎にも角にもメロディの良さ。
    繊細で、虚ろな雰囲気を帯びた、哀愁漂う旋律です。
    日本人が特に好むところをガシッと押さえてきています。

    染み込むような切なさを誇る6曲目『サンキュー』は
    かの白人ラッパー『エミネム』が、楽曲『STAN』でサンプリングして使用した佳曲。

    クランベリーズあたりに通じる湿っぽさがあり、ホントにオススメのアーティストです。
    たまにはヘビメタを聴かず、首を休めましょう。


      

  • Posted by グレイトさん at 02:04Comments(0)

    2007年12月22日

    ディケイド・オブ・アグレッション

    スレイヤー。

    メタリカ、メガデス、アンスラックスと共に『スラッシュ・メタル第一世代』の一角を担う無敵の集団。
    『帝王』や『怪物』と呼ばれ、コアなファンから絶大な人気を誇るバンドです。

    恐らくミーハーなファンは一人もいないでしょう。
    少なくとも私の知る限り
    『好きっす、スレイヤー』
    と言う人はかなり『残念な大人』ばかり。
    つまり私からすると最高の人々ばかり・・・と言うと伝わりやすいでしょうか。


    誤解を恐れずに言いますと、
    音楽的には速さ、重さ、手数、吐き捨てる歌唱、叫び声。
    歌詞では悪魔崇拝、殺戮、アンチキリスト、血、地獄。
    いわゆるヘビメタの『こけおどし』の部分を最大限に膨らませたパフォーマンスをするバンドです。
    とくに初期の頃は、本人たちが『怖がらせるためにやっている』と言っていたくらいです。
    しかしその手法が、数多くいるスラッシュ・メタル・バンドの中で圧倒的に秀でており、とにかくアグレッシブさがズバ抜けています。
    まぁ、わかりやすくいうとデス・メタル寄りなんですね。
    ベテランとなってからは貫禄が凄まじく、『こけおどし』ではなく『そういうバンド』になりました。
    『世界で最も期待を裏切らないバンド』ですね。

    『俺達はメロディよりもリフを選ぶ』
    と言ったのはギタリストのケリー・キングですが、まさしくその言葉通りで、
    曲はとにかくリフ、リフ、リフ・・・という展開。
    そして凄まじい速さ。

    この『ディケイド・オブ・アグレッション』はデビュー後10年間のアルバムからバランスよく選曲されたライヴ盤。
    ライヴを最大の武器として支持を集めてきたバンドの、ギミックなしの記念碑です。

    ヘビメタのライヴは音数が多いため、ライヴ・アルバムが
    『なんだかガチャガチャいってて聴きづらい』
    という印象になりやすいのですが、コレはクオリティの高いミキシングでしっかりとした演奏が聴けます。

    ・・・とはいえ、原曲を知らないとたぶん何がなんだかわからない・・・
    それくらいスレイヤーのライヴは凄まじい。
    まずはスタジオ・バージョンを聴くことをオススメします。

      

  • Posted by グレイトさん at 01:55Comments(0)

    2007年12月21日

    ジルトイド・ジ・オムニシェント

    スティーヴ・ヴァイに見出されて世に出たエクストリーム・ヘヴィ・ミュージックの鬼才、デヴィン・タウンゼンド。
    ヴォーカリスト兼ギタリスト兼ベーシスト兼キーボーディスト兼プログラマー兼プロデューサー兼エンジニアという、グレイトなアーティストです。

    『エンヤ』から『フィア・ファクトリー』まで自分のモノにしているかのようなすさまじく豊富な音楽性を持ち、
    それを数多くのプロジェクトとコンセプトで表現。
    年間2〜3枚という驚異的なペースでアルバムを作り続けてきました。
    しかもそのアルバムというのがそれぞれ音楽性が異なるもので、
    超重量爆撃的な怒涛のノイズ、
    内省的なプログレッシブ・ロック、
    解放感のあるメロディに満ち溢れて空を舞うようなヘヴィ・ロック、
    ふざけたパンク、
    みずみずしいアンビエント・ヘヴィ・ロック・・・
    などなど、ホントに音楽的な幅が非常に広いアーティストなのです。
    しかもどれもがハイクオリティ。スゴいです。


    このアルバム『ジルトイド・ジ・オムニシェント』は
    そんなデヴィン・タウンゼンドの集大成といえる内容で、

    異常なほどのヘヴィネス
    激烈を超越した轟音の洪水
    とめどなくどばどばと溢れ出るメロディ
    地を這う低い声と天女のような柔らかい声の融合
    シリアスかつコミカルなキャラクター

    といった要素を全て網羅した、言わばまさしくデヴィン・タウンゼンドそのもの。

    誤解を恐れずに言うと『音楽に病んでいる』という表現がピッタリです。

    私の最も好きなのは5曲目『ハイパードライブ』。
    この美しさは絶品ですぞ。

      

  • Posted by グレイトさん at 01:22Comments(0)

    2007年12月19日

    コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア

    ポップス、ダンスミュージックの女王、アメリカン・ドリームの代名詞、マドンナです。

    いわゆる『ミュージシャン』ではなく、
    多岐に渡る活動から
    『表現者』と言いたいですね。

    しかもその活動のどれもがハイレベルな完璧主義者。さすが、といった感じです。

    マドンナはアルバムを多く出しておりヒット曲もたくさんありますが、
    意外にもバラード曲なしの全編ダンスミュージックのアルバムはコレが初めてなんですね。

    しかも1曲目からノンストップ。
    すべて計算づくで『勝ちに来た』という姿勢です。


    どうやらこのサウンドを『フューチャー・ディスコ』と呼んでいるらしいのですが、
    たしかにディスコ全盛のバブリーな音ではありません。

    トランスに通じるエフェクトやアグレッシブかつ繊細な音は、紛れもなく現代の音。
    しかしそれを無理なく消化して『マドンナの音』にしているのは、
    やはり圧倒的な存在感があるからです。
    この変わらないセクシーな声と、変わらない完璧なプロポーション。
    完全無欠のプロフェッショナルさに脱帽です。
    このへんがやはりここ10年くらいで出てきた『アイドル的歌手』や『お騒がせセレブ』との違いですかね。


    このアルバムのあと、超・大々的にワールドツアーを行いまして、その模様もCD化、DVD化されています。
    そこにあるのは無敵のエンターテイメント。
    人間とは思えないほどのオーラを放出しています。

      

  • Posted by グレイトさん at 20:53Comments(1)

    2007年12月15日

    ヘヴン・アンド・ヘル

    まぁブログのタイトルからもわかる通り私はブラック・サバスが好きなようです。
    そういえば、このブログの最初に書いたのはブラック・サバスについてだったし。

    それ以来、『CD』と『結婚式』しか記事がない。
    だって日常で書くことないんだもんよー。


    てなわけで今日もまた、つらつらとヘビメタについて書くのです。

    と、いうことで原点回帰してブラック・サバスの『ヘヴン・アンド・ヘル』。
    超がつくほどの名盤です。

    とはいえ、このアルバムの内容については『電撃の三十路団』のメタルゴさんのほうがハンパじゃなく詳しいので、ここで取り上げるべきことはカケラもありません。

    私はポップスやオールディーズも聴いてしまうような
    『柔らかめのメタル野郎』なので、
    『朝はアングラがいいでしょう』
    って、天気予報みたいにサラッと言うようなメタルゴさんみたいな人に対抗しちゃいけませんよ。


    ですのでここではアルバムの内容ではなく、
    ギタリストの『トニー・アイオミ』について触れることにしましょう。

    『トニー・アイオミ』
    イギリスの老舗、『ブラック・サバス』に名を連ねたミュージシャンは
    『オジー・オズボーン』、『ロニー・ジェイムズ・ディオ』、『イアン・ギラン』、『グレン・ヒューズ』、『トニー・マーティン』、ヘビメタで最もカッコ良いベーシスト『・ギーザー・バトラー』、『ニール・マーレイ』、『コージー・パウエル』、『ビル・ワード』・・・その他ホントに多数。

    そんな中、常にギタリスト、そしてメイン・ソングライターとしてバンドを支え、
    一度も脱退していないのはトニー・アイオミだけなんですね。

    そしてさらに特筆すべきはそのソングライティング。
    『ブラック・サバスらしさ』という崇高な雰囲気を常に保ちながら、
    その時に所属しているメンバーの特性を活かし、常に良質のヘヴィメタルを作り続けてきたのです。
    素晴らしいことですね。

    こういった偉大なるアーティストがいて、我々は今日もヘビメタを聴くことができるのです。

    さぁ、みんなでトニー・アイオミに感謝。
    ありがとうトニー・アイオミ。
    これからもよろしくトニー・アイオミ。


      

  • Posted by グレイトさん at 07:26Comments(0)

    2007年12月14日

    フー・ドゥ・ゼイ・シンク・ウィ・アー?

    日本人アーティストによるディープ・パープルのカヴァー曲集
    『フー・ドゥ・ゼイ・シンク・ウィ・アー?』です。

    ディープ・パープルのトリビュートアルバムは世界中に数多くありますが、
    そんな中でもコレはスゴい内容です。

    何がスゴいって、まずは選曲。
    ディープ・パープルの代表曲、日本人で人気のある曲を集めたある意味
    『ディープ・パープル・ベスト』な選曲で、
    『昔よく聴いた曲』
    『どっかで聴いたことある曲』
    『聴いてみたい曲』
    を完全に網羅した嬉しいチョイス。

    そしてもうひとつスゴいのが参加アーティスト。
    コレがまた日本を代表する超一流ハードロッカーの面々でして、
    メンバーを見ただけでも聴きたくなるような、超豪華アーティストが集結しているのです。

    CDプレーヤーの再生を押して最初に聴こえてくるのは『BURN』!

    イキナリだ!
    しかもコレが、かの『デーモン小暮閣下』と、元VOWWOW『人見元基』のデュエット!
    しかもベースがアンセムの『柴田直人』!
    ワァーオ!
    ヨダレだらだらです!

    他の曲には
    『二井原実』『ジョージ紫』『森川之雄』
    『梶山章』『島紀史』『内田雄一郎』
    『橘高文彦』『工藤義弘』・・・

    ジャパニーズ・ハードロック界を牽引するアーティストが名を連ねて揃い踏み。

    『アキラ・タカサキ』と『ムネタカ・ヒグチ』がいないのが残念な気がしますが、そんなのは関係なく充分すぎる威力を持ったアルバムです。

    とにかく『敬意を表してる』っていうのがスゴく良くわかる、好企画です。

      

  • Posted by グレイトさん at 01:32Comments(1)

    2007年12月12日

    ヨシュア・トゥリー

    U2の歴史的名盤『ヨシュア・トゥリー』。
    『一流のバンド』であったU2を
    『別格のバンド』にした、素晴らしい一枚です。

    ベスト盤ではないのに代表曲が満載、ということからも伺える充実度。

    とくに冒頭の3曲
    『ホェア・ザ・ストリーツ・ハヴ・ノー・ネーム』
    『アイ・スティル・ハヴント・ファインド・アイム・ルッキング・フォー』
    『ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー』
    は80年代ロックを語る上でも外せない、といっても過言ではないです。

    U2はもともとメッセージ性の強いバンドですが、このアルバムでも
    4曲目『バレット・ザ・ブルー・スカイ』
    9曲目『ワン・トゥリー・ヒル』
    など、『魂の叫び』『魂の震え』を聴くことができます。

    そんな社会派でありながら、あくまでロックンロールのアーティストであることは間違いなく、
    逞しく骨太なスタンスは未だに健在。
    だからこそグレイトに好きなバンドなのです。


    それにしても、癒し系の代名詞『エンヤ』
    ロックねーちゃん率いる『クランベリーズ』
    そしてこの『U2』。
    アイルランドのアーティストは良いですねぇ。

    秘訣はなんといっても『メロディの良さ』でしょう。
    『日本人好み』と一言で片付けるには勿体ない、美しく、さらにインパクトのある旋律でございます。

      

  • Posted by グレイトさん at 02:28Comments(1)

    2007年12月07日

    ホット・リップス

    ZIGGYの『ホット・リップス』。

    1980年代を代表する日本のロックバンドですね。

    ニューヨーク・ドールズのような、妖しいルックスのイカした4人。
    そういえばジャケットもソレっぽいですね。

    基本的にはシンプルでハードなロックンロールで、
    変なヒネリやギミックのなさが非常に心地よい。

    洋楽でいうと往年のモトリー・クルーのようで、
    そんな中にさらに日本人好みのメロディが際立ってますね。
    このメロディの良さがバンド最大の魅力です。

    ヴォーカルでありバンドの核である『森重樹一』の、
    男らしくも器用な歌い回しは絶品で、曲によっては別人が歌っているのかと思うほど。

    懐の深さを感じます。

    しかも一世を風靡しただけでなく、
    今でもバリバリ現役で活躍しているのが嬉しいですよね。
    正真正銘、タフなロックンローラーです。

    このアルバムからは5曲目『GLORIA』が大ヒット。

     GLORIA I NEED YOUR LOVE
    おまえの熱いHEARTで
     HOLD ME TIGHT LONELY NIGHT
    もう二度と見せないで・・・

    三十路を越えてる人は大半の人が歌えるはずだ。


      

  • Posted by グレイトさん at 01:51Comments(3)

    2007年12月06日

    ゾンビ・ライヴ

    『ザ・グレイト・アメリカン・ナイトメア』
    なアーティスト、ロブ・ゾンビ。

    そんなゾンビ兄貴のライヴ盤です。


    もはやインダストリアル・ヘヴィ・ロック界では大御所と言って差し支えはないはずですが、日本での知名度はイマイチかなぁ。
    来日もしないし・・・。
    みんなもっとヘビメタ聴けよぉ。


    さて、ジャケットを見てわかるでしょうか。
    まさしくこれは 『火』 ですね。


    ロブ・ゾンビはかつてのバンド、ホワイト・ゾンビ時代から『ライヴ』を『SHOW』と位置付け、非日常的な空間を作り上げているエンターテイナーです。
    基本的なコンセプトはホラーですが、これは決して凶々しいものではなく、
    また宗教的な偏りもありません。
    どちらかというとディズニーランドのような、夢の世界。
    その点では『キッス』や『アリス・クーパー』と同じ、
    『邪悪だけど楽しい世界』ですね。

    ですので、ごたぶんにもれず自らをキャラクター化して商品化。
    グッズなんかも自分でデザインしているほどの徹底ぶりでございます。


    アルバムの内容はライヴならではの選曲で、ホワイト・ゾンビ時代とソロになってからの楽曲の良いとこ取り。
    イキオイのある曲のオンパレード。

    5曲目『モア・ヒューマン・ザン・ヒューマン』
    6曲目『デッド・ガール・スーパースター』
    11曲目『スーパー・チャージャー・ヘヴン』
    13曲目『ブラック・サンシャイン』
    14曲目『スーパービースト』
    17曲目『サンダー・キッス・65』
    18曲目『ドラギュラ』
    あたりは文句ナシにオススメ。
    ヘヴィ・ミュージックに抵抗がないなら、一度は聴いてみるとよろしいですぞ。

      

  • Posted by グレイトさん at 03:09Comments(0)

    2007年12月04日

    エンジェル・ダウン

    元スキッド・ロウのフロントマン、セバスチャン・バックのソロ・アルバム。

    『ブレーキの壊れたダンプカー』と呼ばれていることからもわかりますが、ロックンロールの権化としての生き様がとても魅力的。
    身長が高くルックスも良く、孤高に輝くロック・スターです。

    『ジキル&ハイド』『ロッキー・ホラー・ショウ』『ジーザスクライスト・スーパースター』といったミュージカルへの参加を経て、ヴォーカルにさらに磨きがかかって艶を増しました。


    アルバムは一聴して非常にヘヴィでアグレッシブ、そして雑多。

    1曲目『エンジェル・ダウン』はいきなりデヴィン・タウンゼンドか?と思うくらいの激唱から、甘い歌声。
    スゴいインパクトです。
    2曲目『ユー・ドント・アンダースタンド』はジャーマン・メタルか?と思うようなギターリフではじまるスキッド・ロウにはなかったタイプの曲。
    6曲目『アメリカン・メタルヘッド』はラムシュタインか?と勘違いされそうな重戦車の突進。
    9曲目『バイ・ユア・サイド』は往年のスキッド・ロウを彷彿させるバラード。
    この辺を押さえてくるのは流石です。
    11曲目『テイク・ミー・ダウン・ウィズ・ミー』の歌い出しはオジー・オズボーンと聴き間違えそうな衝撃。
    しかもパンテラばりにヘヴィすぎ。


    ・・・とまあ、そんな感じで『○○のような』という印象を多く受けました。
    が、決してそれはネガティブなものではなく、それらを全て消化して『セバスチャン・バック節』に仕上げた感じです。

    モトリー・クルーのヴィンス・ニールやガンズのアクセル・ローズと同じように、
    『そうそう、この声!』な稀有なシンガーですので、そんな人物が
    『グルーヴがきいていて破壊力のあるアメリカン・ヘヴィ・ロックンロールをやっている』ことに価値があるのです。

    うむ、素晴らしいぞ!

      

  • Posted by グレイトさん at 08:08Comments(0)