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Posted by たまりば運営事務局 at

2008年03月14日

カルメン・マキ

音楽の人気事情はカラオケが大きく機能していますよね。
『カラオケで歌えるかどうか』というひとつのモノサシです。
『芸術』としての側面もありますが、
『娯楽』としての側面もある。
そこがまた『音楽』というものの愉快なところです。


しかしやっぱり、エンターテイメントには
『出来そうにない』
というモノに魅力を感じてしまったりします。
サーカスの玉乗り然り、空中ブランコ然り、
オリンピックなんかもそうですよね。
『同じ人間とは思えないこと』をサラッとやっているのを見て、
『スゴい』と思うのです。


と、いうわけで音楽では
『イヤイヤ、歌えねえべよ』とか
『どーやってんだコレは』とか
『なんだかエラいことになってんなー』
みたいなのがエキサイティングだったりするのも事実なのです。


日本における女性ロックシンガーのパイオニア、
カルメン・マキさんは聴けば聴くほどそりゃもう最強で、圧倒的。
カッコ良いのですよ。

ジャニス・ジョップリンのようなダイレクトさがあって、
なんつーか、声が生々しい。

ダークな時はトコトンまで、
それこそ灰暗い水の底のようにダーク。
ポップなところはやたらに、
それはそれはエビスビールのCMのようにポップ。

ロックを基調とした柔軟な音楽性は、バックバンドの優秀さもあって大いに魅力なのです。


大作『私は風』なんかは
全盛期のディープ・パープルがプログレに取り組んだかのよう。
ライヴ・バージョンではさらに強力になっていて圧巻です。

ヘビメタがガンガン鳴っていても
『穏やかな午後だなぁ』
と爽やかに眠れる私が、はじめて聴いたときに
『うぉっ!すげえ』
と、純粋にビビりましたよ。


やっぱ何事も、ホントにスゴいのは『実力があること』だよなぁ・・・うんうん。


  

  • Posted by グレイトさん at 22:04Comments(2)