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Posted by たまりば運営事務局 at

2008年12月25日

ネヴァー・セイ・ダイ

結成10周年、通算8枚目の『ネヴァー・セイ・ダイ』。
10周年というと気持ちの良い区切りで、
お祭りでもしたくなるところです。
それがどうでしょう。
ブラック・サバスにおけるオジー・オズボーン時代の終焉です。
ヘヴィ・メタルの偉大なる歴史が、
ひとまず幕を閉じる瞬間です。
なんて悲しいんだ。


まぁ実際にはこのアルバムを制作する前にオジー・オズボーンは一度脱退し、
代わりのシンガーが入ってリハーサルなどを行っているんですね。
んで、それがイマイチだってことで再びオジー・オズボーンが加入したと。
そんな経緯もあるわけです。

ですので、バンドとしては非常にバタバタとした中で、
紆余曲折、二転三転あって制作したアルバムなんですね。

では一体、内容はどんなものになっているかと言いますと・・・

それはさすがにブラック・サバス。
そんなゴタゴタで揺らぐようなアーティストではございません。

確かにオジー・オズボーンにとってブラック・サバス名義での最終章。
しかし、決してヤッツケ仕事だったり中途半端だったりするものではなく、
ここにあるのは
『誇り高きブリティッシュ・ハードロック』
です。
過少評価する必要はどこにもありません。


ちなみに、聴こえてくる音はブラック・サバス史上、
最も 『軽い』 です。
それは紛れもない事実でしょう。
しかしこのサウンドの変化は、時代を見据えた上で自らの立場を考慮し、
さらに前を向いて変化を続けた結果としてのもの。
すなわち 『進化』 であり、その勇姿は実に美しいものです。

のちにメガデスが1曲目『ネヴァー・セイ・ダイ』を、
カテドラルが5曲目『ショック・ウェイヴ』をカヴァーすることからも、
コレが 『並』 のアルバムではないことはわかります。
2曲目『ジョニー・ブレイド』や3曲目『ジュニアーズ・アイズ』、9曲目『スウィンギング・ザ・チェイン』などの曲構成は、
初期のストレートなブラック・サバスとは明らかに異なる音楽ですが、
これこそがアーティストとしての引き出しの多さを物語るものでしょう。

6曲目『エア・ダンス』なんてピアノとの絡みが抜群に美しく、
初期キング・クリムゾンを彷彿させるほど劇的な音彩です。


冗談抜きで、カッコ良くて聴きやすいブラック・サバスです。
暖簾をくぐる気持ちでここから入るのもアリだと思いますよ。


『ヘヴィ・メタル万歳』

ですね。



  

  • Posted by グレイトさん at 07:45Comments(0)

    2008年12月24日

    テクニカル・エクスタシー

    最初に言っておきます。
    『ブラック・サバス=ヘヴィなリフと暗いイメージ』
    と、思っていると拍子抜けします。

    さらに、ブラック・サバスを黒魔術や悪魔崇拝と
    結びつけて解釈をしていると、
    『朝起きたらスキンヘッドになっていた』
    のと同じだけの衝撃を受けてしまうでしょう。
    ムニャムニャ、ムクッ。つるん。ドキッ!
    みたいな。


    ブラック・サバスの7枚目『テクニカル・エクスタシー』。

    まず声を大にして、ボイスをビッグにして言いたいのは、
    『良いアルバムだ』 ということ。

    ヘヴィ・メタルというよりはハードロックの音ではありますが、
    この変化した形もまさしくブラック・サバスのオリジナルです。
    つまりこれもまた 『ブラック・サバスらしさ』 であり、
    今までの『らしさ』を損なわずに拡大した形といえます。

    例えば1曲目『バック・ストリート・キッズ』。
    従来とは異なる新しいパターンで疾走し、
    縦ノリのハードロックとしてカッコ良さを追求して成功していますね。
    コレはなかなか出来るものではありません。

    また8曲目『ダーティ・ウーマン』はライヴでも定番の曲で、
    往年のブラック・サバスらしい曲でもあります。
    とはいえそれが『昔の曲の焼き直し』に終わらないのは、
    フックの効いた展開と楽曲そのものの完成度、
    説得力を伴った『惹き付けるオーラ』から来るものでしょう。
    これはこの頃のブラック・サバスのカッコ良さを伝える、純粋に名曲ですね。

    そして圧巻なのは7曲目『シーズ・ゴーン』。
    ストリングスから入ってアコースティックへと展開する泣きのバラードで、
    ブラック・サバス史上、最も 『激しくない曲』 です。
    この滲み出るような美しさ、そして切なさはダントツで、
    ブラック・サバスの奥の深さをまじまじと見せつけられます。

    嘘だと思うなら聴いてみてください。
    泣きますよ。


    さて、残念なことに、どうもハードロックやヘヴィ・メタルの歴史上で、
    なぜかこのアルバムは軽視されがちです。

    しかし改めて聴くとどうですか。
    やっぱりクオリティの高い、手抜きナシのアルバムを作っているわけですよ。

    やっぱりブラック・サバスにハズレの時期なんてないんですねぇ。

    まぁ、ブラック・サバスに限りませんが、

    『良いものは良い』。

    不変の真理ですな。




      

  • Posted by グレイトさん at 07:42Comments(0)

    2008年12月23日

    サボタージュ

    かくも美しき、壮厳なるブラック・サバス。
    6枚目、『サボタージュ』です。

    『ブラック・サバス、かくあるべし』を明確に持っていながら、
    アルバム毎に新基軸を取り入れて、
    常に表現方法の幅を広げていったこのバンドの音楽は、
    ギタリスト トニー・アイオミ
    ベーシスト ギーザー・バトラー
    この2人の柔軟性によるところが多いです。

    実際にこのおふた方は世紀末前後に
    ソロ・アルバムをリリースしますが、
    時代の音を捉えて消化し、『らしさ』を失わず
    新たな世界を構築することに成功しています。
    つまり純粋に、
    『ソングライターとして優れている』
    んですね。
    特にシンガーの個性が最大に活きるように
    曲を構築することに関しては、
    天才的と言って良いでしょう。

    ヘヴィ・メタルにオジー・オズボーンという
    『顔』を与えたのは神の奇跡ですが、
    オジー・オズボーンを演出したのは
    このふたりにドラムのビル・ワードを加えた
    オリジナル・メンバーの3人であることは
    間違いありません。
    それが
    『ブラック・サバス』
    という名の伝説であり、
    このアルバムはその伝説の集大成としての
    完成度を誇ります。

    『集大成』という響きから、
    単なるベスト的な内容かというと、
    もちろん『否』でございます。
    これまでに培い、
    鍛え上げてきた武器はそのままに、
    前作
    『血まみれの安息日』
    で実験的に入っていた要素をさらに具現化。
    全体像としてはキーボードやストリングスの
    使い方がより効果的になり、
    音の広がり、厚み、まとまりが増しています。
    その結果
    『静と動』、
    『美と醜』、
    『柔と剛』
    のコントラストがより明確になり、
    ドラマチックさ、ダイナミックさを
    演出しているんですね。

    特に英国室内合唱団のコーラスを用いたという
    6曲目『帝王序曲』。
    その後のロニー・ジェイムズ・ディオの加入したブラック・サバス、
    その後のソロ・キャリアを積んでいくオジー・オズボーン、
    両者に共通する音楽性は、この路線を突き進めたものでしょう。

    他にも3曲目『シンプトン・オブ・ザ・ユニバース』の畳み掛けるリフ構成は
    はスラッシュ・メタルの元祖といえますし、
    4曲目『メガロマニア』はブラック・サバスらしさの粋を極めた大曲、
    1曲目の『ホール・イン・ザ・スカイ』のノリはまさしく『ブラック・サバス音頭』とも言うべき専売特許。

    聴きごたえバッチリのこの内容に、
    誰が文句を言いますか。



      

  • Posted by グレイトさん at 09:39Comments(0)

    2008年12月22日

    血まみれの安息日

    この時代のオジー・オズボーンが
    その歌声に孕む『狂気』は凄い。
    本当にヤバい。
    虚飾や虚勢ではなく、
    計算しているのではなく、
    立ち振る舞っているのではなく、
    いきがっているのではなく、
    虚像、偶像ではない。
    正真正銘、紛れもなくヤバい。
    ただひたすら、ブッ飛んでいる。
    これが仮に『演じている』のであったとしても
    凄まじい限りであるが、
    ここにあるのはそんな生やさしいものではない、
    本物の狂気。
    そして凶気。
    尋常じゃない。
    異常の、何倍もの異常。
    あまりのまがまがしさに、戦慄を覚える。
    一体、目の前に何が見えていたのか。
    常に死と背中合わせでいるかのような迫力で、
    それがたとえバラードであろうと、
    優しく歌っていようと、
    囁いていようと、
    発する声がすべて
    断末魔の叫びのように聴こえてくる。
    この頃のオジーは病的に高いレンジで歌うので、
    その特異さに、さらに拍車がかかる。
    『鬼気迫る』とはまさにこのことだ。
    暗闇で光を見出せずに、
    追い詰められて、
    焦燥感にかられて、
    喉元を掻きむしって、
    それでもまったく救われないことに
    気付いてしまったかのよう。
    超えてはならない一線を超え、
    しかもその場所に居場所を持つ住人の、
    類を見ない驚異のパフォーマンスがここにある。
    手負いの獣を仕留めようと
    優越感に浸った瞬間に、
    玉砕覚悟で噛みついてこられるような、
    圧倒的に生々しくありながらも
    この世のものとは思えない、
    それ即ち『狂気』。
    生身の人間が達した、
    ある一種のピークだろう。
    それが至高の音楽の上に乗る。
    美しいアートワークに彩られる。
    圧倒的な存在感を放つ。
    圧巻の完成度を誇る。
    凄味のある芸術。

    帝王たる由縁である。



      

  • Posted by グレイトさん at 08:17Comments(0)

    2008年12月21日

    ブラック・サバス4

    ブラック・サバスの4枚目のアルバム、
    その名も『ブラック・サバス4』。
    素晴らしくダイレクトなネーミング。
    これを聞いて5枚目のアルバムだと思うヤツは、
    乳児に戻って数の数え方からやり直したほうがいいでしょう。
    と、いうわけでブラック・サバスの4枚目です。


    世間一般で言われる人類共通の意識として、
    1・平和を願う
    2・愛をもって世の中に関わる
    3・ブラック・サバスはいつの時代も最高

    という3要素があります。
    このうちの3番目について補足をつけさせて頂きます。

    ブラック・サバスはいつの時代も最高。
    オジー・オズボーン時代も、
    ロニー・ジェイムズ・ディオ時代も、
    イアン・ギランが歌ったものも、
    グレン・ヒューズが歌ったものも、
    トニー・マーティン時代も・・・
    その中であえてオジー・オズボーン時代について語るのであれば、
    この『ブラック・サバス4』という傑作はとても大きな歴史的な存在感を持っています。

    前作『マスター・オブ・リアリティ』からの変化として、
    音の輪郭がハッキリして臨場感が増したことが挙げられます。
    レコーディングのレベルが上がったのか、これまで敢えてそうしていたのかはわかりかねますが、
    とにかくこのアルバムで
    『ヘヴィとはこういう音をいいます』
    と定義をしたといえるでしょう。

    それにより、これまで『混沌』であった独特の雰囲気は
    『整合と混沌』の両面から表現され、対比することでその性格を増していきます。
    『非常に美しく、異常に醜いが、その醜さすら美しい』という、
    ブラック・サバスならではの雰囲気をさらなるレベルに昇華しています。


    3曲目のピアノ・バラード『チェンジス』や
    8曲目のアコースティックのインスト『ラグナ・サンライズ』であっても
    『ヘヴィである』という点は一切損なわれておらず、
    アップテンポの曲も『引きずるような疾走感』という、非常に形容し難い音作り。

    音域が広くないが圧倒的に独特であるオジー・オズボーンのヴォーカルを最大に際立たせる、
    トニー・アイオミとギーザー・バトラーの弦楽器よる抜群のアンサンブルです。


    この音を基準に、ヘヴィさを足したり引いたり、
    テンポを早くしたり遅くしたり、
    アタックを強めたり弱めたりして、
    次世代のバンドが自分達の音を作ったといえます。
    時間でいうならGMT、
    記録でいうならギネス、
    ヘビメタっぷりでいうならブラック・サバス4。
    万物の尺度としての、世界基準です。

    孤高ですねぇ。



      

  • Posted by グレイトさん at 07:57Comments(0)

    2008年12月20日

    マスター・オブ・リアリティ

    ブラック・サバス伝説の第3章、
    『マスター・オブ・リアリティ』。


    ツアーに明け暮れる多忙な日々の僅かな合間に作成されたにも関わらず、
    妥協なくバンドの個性を明確に打ち出し、
    クオリティの高い楽曲で構成された名盤です。
    また、予約だけでゴールド・ディスクに輝いたというエピソードが、当時の人気を物語ります。

    このアルバムから3曲目『エンブリォ』や5曲目『オーキッド』のような
    『綺麗なインストの小曲』が入ります。その結果として、
    単体の一曲だけでなく、アルバム全体を通しても起承転結の流れが作られています。
    そしてこれがブラック・サバスの魅力のひとつである、
    『静と動のコントラスト』
    を見事に演出してくれまして・・・まぁ〜、とにかくカッコいいんです。
    世界中を虜にしただけはありますね。


    4曲目の『チルドレン・オブ・ザ・グレイヴ』は、
    ホワイト・ゾンビやレーサーXがカヴァーしたことでも知られる名曲。
    私の個人的な意見としては、今まで耳にしたことのあるヘヴィ・メタルの曲の中で
    最も好きなリフと最も好きなコード進行を持つ曲ですね。

    でんでででででんでででででんでででででぇでぇ、
    でんでででででんでででででんでででででぇでぇ、
    でんでででででんでででででんでででででぇでぇ、
    でんでででででんでででででんでででででぇでぇ、
    でぇ〜ん、でぇ〜んでぇ〜ん、でぇ〜んでぇ〜ん、でぇ〜
    でんでででででんでででででんでででででぇでぇ・・・


    『ロッキーのテーマ』を聴くとちょっと走りたくなるじゃないですか。
    気持ちとしては、それに似てますよ。
    『前進しろ』と語りかけてくるかのようなこの曲は、まさに
    『ヘヴィ・メタル行進曲』とでも呼ぶにふさわしいのです。



      

  • Posted by グレイトさん at 08:41Comments(0)

    2008年12月19日

    パラノイド

    『異端が生んだ異端』。

    ブラック・サバス史上で最大のヒット曲であるアルバム表題曲、
    『パラノイド』を評するのに使われる言葉です。

    ガンズ・アンド・ローゼズといえば『ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル』、
    パンテラといえば『カウボーイズ・フロム・ヘル』、
    スレイヤーといえば『エンジェル・オブ・デス』、
    メタリカといえば『バッテリー』・・・

    『○○といえば××』は思う人によって異なるとは思いますが、
    ある程度は誰もが納得のいくものが挙げられるでしょう。

    では、ブラック・サバスといえば『パラノイド』なのでしょうか?

    コレが難しい。
    勿論、そういう意見もありますし、否定はできません。
    しかし、『ブラック・サバスらしい曲か』というと疑問があるんですね。
    それには『ブラック・サバスらしさ』という定義をどこにするか、それがポイントになるのですが、
    色々と焦点をしぼってもなかなかこの曲には当てはまらない。
    つまり、ブラック・サバスが生んだ、ブラック・サバスらしくない曲なんです。
    故に『異端が生んだ異端』。
    面白いですね。


    そしてこのアルバムは、『パラノイド』以外にも代表曲が目白押し。
    ほとんどの曲がヘヴィ・メタル系のアーティストによってカヴァーされているという事実からも、
    このアルバムの支持率が高いことを証明しています。
    中でも1曲目『ウォー・ピッグス』と4曲目『アイアン・マン』は
    ヘヴィ・メタル・クラシックといって異論はないでしょう。


    それにしても、つくづく感じるのは、
    ブラック・サバスをブラック・サバスたらしめているこの雰囲気。
    独特のオーラ。
    孤高の存在感。

    どんなに正確にコピーしても、
    どんなに機材が発達しても、
    この空気だけは絶対に出せないですね。


    『異端』というのは、つまるところ最大の賛辞でしょう。



      

  • Posted by グレイトさん at 09:18Comments(0)

    2008年12月18日

    黒い安息日

    問題1
    英語で『重金属』を意味する、主に激しい音で奏でられる音楽は?

    ・・・・・・ヘヴィ・メタル


    問題2
    ヘヴィ・メタル界において『帝王』と呼ばれるアーティストです。
    バンドではスレイヤーのことを指しますが、ソロ・アーティストでは誰のこと?

    ・・・・・・オジー・オズボーン


    問題3
    オジー・オズボーンがソロ・アーティストになる前に在籍していた、
    イギリス、バーミンガムの工業地帯から生まれたバンドは?

    ・・・・・・ブラック・サバス


    問題4
    ブラック・サバスのデビューアルバム、『黒い安息日』。
    その発売の年月日と曜日は?

    ・・・・・・1970年2月13日金曜日。


    『ブラック・サバス、好きっす。』

    そんな声をちまたに溢れさせたいと思う人が後を絶ちません。

    というわけで、みんな大好き『ブラック・サバス』。
    バンド名であり、
    デビューアルバムのタイトルであり、
    デビューアルバムの1曲目なわけです。
    良い響きですねぇ。


    ブラック・サバスのデビューは、それ即ちヘヴィ・メタルの始まりです。
    小学生のときに道徳の授業で習った、
    『1970年2月13日はヘヴィ・メタルの誕生日である』
    というのはここに起源があるんですね。

    そして私は今日に至るまで、
    『ブラック・サバス嫌いなんだよね』
    という人に会ったことがありません。
    つまりブラック・サバスは、
    古今東西、老若男女、
    世界中で愛され続けていると思って良いでしょう。

    実際に『ブラック・サバス好き?』と聞くと
    『誰?よく知らない・・・』と、とぼける人も多いのですが、
    みんな恥ずかしがり屋さんなだけです。
    ストレートに『好き』と言うのはどうも苦手という、
    つまりはさわやかな思春期みたいなモノなんでしょう。


    もし本当にブラック・サバスを聴いたことがない、という不幸な方がいらっしゃいましたら、
    必ずや聴く機会を得なければ、本当の人生の意味を知ることができません。

    いやいや、怖がらなくても大丈夫。
    ヘヴィ・メタルのゴッドファーザーは優しく接してくださいます。
    即効性があり、持続性があり、常習性があるのがブラック・サバス。
    最も簡単にハマれる方法をご紹介いたします。

    まず酒を飲むなり、寝不足にになるなりして頭をボーッとさせてください。
    1曲目『ブラック・サバス』か2曲目『ザ・ウィザード』、
    もしくは4曲目『N・I・B』を、覚えるまで繰り返し聴き続けて下さい。
    その際、部屋を真っ暗にして目を閉じていただけると効果が増します。
    それだけです。
    たったそれだけで、完全に覚醒します。
    音楽の向こう側にある安らぎに気付きます。
    そして言うのです。

    『ブラック・サバス、好きっす。』

    ってね。



      

  • Posted by グレイトさん at 21:12Comments(0)

    2008年12月13日

    悩殺

    全米初登場1位という快挙を成し遂げた、パンテラのメジャー第3弾『悩殺』。

    恐らく史上最も過激な、全米1位でしょう。
    だって、パンテラですもの。


    一般的に『悩殺』というと『セクシーさで参らせる』というような意味で使われるじゃないですか。
    そういう意味では非常に間違った、誤解を招くタイトルのような気がしてならないんですね。
    まぁ、パンテラにそういうセクシーさを求める人はいないと思うので、別に構いませんが・・・
    誤解を恐れずにいうと、このアルバムは『デス・メタル一歩手前』ですからね。


    さて、パンテラがつまらないヘヴィ・メタルのバンドでない理由として、
    一貫した主義・主張を持っていることが挙げられます。

    それは非常に肉体的で直接的、衝動的で激情的、
    さらに温かみ、優しさ、気合、根性、敬意、礼儀・・・
    タフな人間であるために、
    真っ向勝負ができる人間であるために、
    トレンドに流されない人間であるために、
    妥協しない人間であるために、
    精神的主柱を太く鍛え上げ、人間臭さを纏って、仁王立ちしています。

    そして、それがそのまま音になり、ライヴ感を損なうことなく
    圧倒的なエネルギーを放出し続けるのです。

    この比類なきエネルギーこそがパンテラの真骨頂。
    勿論、ミュージシャンとしての腕前が超一流だからこそ出来るのです。
    まさに 『無敵』 でしょう。


    アルバムを通して聴くとほとんど曲間がなく、
    一方的に殴り続けるかのような作り。
    しかし曲調がバラエティ豊かなので起伏があり、
    飽きることはありません。

    ただ、ヘヴィ・メタルに抵抗力がない人が聴くと
    間違いなく『全部同じ』に聴こえ、
    『ずーっとガーっていってる』ようにしか思えないでしょう。
    そしてそれは間違いではなく、非常に納得のいく意見です。

    でもね、それでいいんです。
    仕方ないんです。
    だって、パンテラですもの。



      

  • Posted by グレイトさん at 21:58Comments(0)

    2008年12月11日

    チャイニーズ・デモクラシー

    さすがアクセル。
    さすがガンズ・アンド・ローゼズ。

    オリジナル・アルバムとしては『ユーズ・ユア・イリュージョン』以来、
    実に17年振りという、破格の表現方法で相変わらずの存在感を見せてくれました。

    しかしそれにしても17年て・・・。
    産まれたての子も高校生ですよ。
    待ちに待った!という次元を越えて、諦めていたところに
    『ホラよ!』とばかりにガンッと叩き付けてくださいました。

    と、いうわけでガンズ・アンド・ローゼズの『チャイニーズ・デモクラシー』。


    オリジナル・メンバーはアクセル・ローズだけ、という時点で
    さすがに『アペタイト・フォー・ディストラクション』は期待しませんし、
    あのバッド・ボーイ・ロックンロールを新譜でやるのはガンズにとってはむしろ退化でしょう。
    だからこそどうなったのかを楽しみに聴いてみたわけでございます。


    私の感想をズバリ言わせていただくと、
    このアルバム、良いです。
    このアルバム、すげぇカッコ良いです。
    このアルバム、素敵です。
    このアルバム、グレイトです。


    バンドとしての音はいわゆるギター主体のゴリゴリしたモノではなく、
    耳当たりの良いメロディが展開する、完成度の高いハードロック。
    (ギターソロは派手ですけど)
    そして歌うのは『広い声域』と『豊富な声質』という武器を併せ持つ稀代のシンガー。
    やっぱりこの人、最高です。

    アクセル・ローズが『ガンズ・アンド・ローゼズ』という名前を実質ひとりで背負っているのだから、
    この方向性は大正解。
    この感じなら、『ユーズ・ユア・イリュージョン』が好きなら絶対に好きですね。
    だから私は、絶対に好きなわけです。

    ピアノで作曲をしたためか、作りこみに時間をかけたためか、
    なんとなくバラバラのパートを寄せ集めて曲にしたような部分が少なからずあります。
    しかし『歌の良さ』が前提にあるので、説得力を持つ楽曲になってるんですね。
    それが整合性と破天荒さのバランスをギリギリにしていてワクワクします。
    やっぱりガンズ・アンド・ローゼズはスリリングです。

    まぁ、そんな色々と考えて聴くものではないので、ひたすら楽しむべきですよね。
    21世紀にも、ガンズ・アンド・ローゼズが存在することは確かになったわけですから。

    いやぁ、嬉しいな〜。



      

  • Posted by グレイトさん at 08:15Comments(0)

    2008年12月07日

    ポール・ギルバート&フレディ・ネルソン

    バンドのイメージは明るかったり、暗かったり、
    真面目だったり、冗談混じりだったりと色々ありますが、
    『ミュージシャンとしてやっていること』 『作っている音楽』 『力量』
    という基準で考えると、
    ミスター・ビッグはハードロックの最高水準でしょう。
    そしてレーサーXはヘヴィメタルの最高水準でしょう。
    これは紛れもない事実だと断言して良いと思います。

    と、いうわけで最高水準の担い手。
    巧さダントツ無敵のギタリスト、ポール・ギルバート。

    コチラは新たなるプロジェクト、
    『ポール・ギルバート&フレディ・ネルソン』。
    アルバムは『ユナイテッド・ステイツ』です。


    一言で言いましょう。
    超・カッコ良いアメリカン・ハードロックです。
    ギター、ヴォーカル、曲、全部スゲーです。
    本当の本当に、バラエティ豊かで、
    ヘヴィな部分も、クリーンな部分も、
    とにかく入っている要素がことごとく最高峰。
    絶品です。

    3曲目『ザ・ラスト・ロックンロール・スター』や5曲目『ハイダウェイ』、8曲目『パルサー』などは
    レーサーXの曲としてもハマるくらいハードでヘヴィですし。

    2曲目『ウエイスト・オブ・タイム』や6曲目『ジ・アンサー』などのハードでありながらもポップな雰囲気は
    クイーンやチープ・トリックなどの例を挙げるまでもなく素晴らしいです。

    そして随時に聴くことのできるギターソロはモチロン圧巻。
    純度100%のポール・ギルバート節が炸裂です。


    ・・・と、ポール・ギルバートばかりを取り上げてはみましたが、
    このプロジェクトはそれだけだと50%なんですね。

    忘れちゃいけない、ヴォーカルのフレディ・ネルソン。
    すっげえ良い声。
    声っていうのは『○○っぽい』という定義が難しく、伝えにくいのですが、
    あえて言うならボノやフレディ・マーキュリーのような透明感に、
    ロニー・ジェイムズ・ディオのスパイスを加えて逞しさを増強し、
    アグレッシブさを持ちながらナイーブな一面を忘れずにナイスな雰囲気に仕上げ、
    ロビン・ザンダーでまとめたらファンタスティックこの上ないオーラをまとったぜ、という感じ。
    うん、伝わらない。

    まぁなんせ、スッゴい好きなんですよね〜、こーゆーの。
    どこまでも広がっていくような伸びの良さと
    ハードロックの無限の可能性を感じることのできる、
    『こーゆーのが聴きたかった!』っていうアルバムです。



      

  • Posted by グレイトさん at 08:38Comments(0)