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Posted by たまりば運営事務局 at

2009年06月30日

アンダー・ア・ペイル・グレイ・スカイ

ヴェノム、スレイヤーの直系から始まり、
民族的グルーヴを取り込むことで自己を確立。

混沌の時代を突き進んだブラジルの異端、セパルトゥラ。
1996年のライヴです。
アルバム 『ルーツ』 発表のころのものですね。


収録曲は
『ルーツ・ブラッディ・ルーツ』、
『テリトリー』、『アティテュード』、
『ビニース・ザ・リメインズ』、『アライズ』、
『スレイヴ・ニュー・ワールド』、『カイオヴァス』、
『レフューズ・レジスト』、『ラタマハタ』・・・・


初期のころから当時最新のものまで幅広く選曲されており、
ベスト的な意味も持っているといえます。

とはいえ手数の多さが凄まじい上に、
ほとんどの曲が原曲より速く演奏されているので、
原曲を知らないと何をやっているのかすらわからない。


『セパルトゥラのライヴ聴いた?』
『聴いた聴いた。
ギターがガーって聴こえて、
ドラムがドコドコ聴こえて、
ヴォーカルがゴーって聴こえるよね。』
という感想だけになるでしょう。

誤解を恐れずにいうと、
このテのバンドのライヴ盤は概ねそんな感じです。
原曲を聴き込み、覚えておかないと、
ライヴバージョンではここを変えて来てるな!とか、
おおっ、ここでメドレー形式でこの曲を!
というのが楽しめないんですね。
つまりバンドを愛してからでないと、楽しみ切れない。
これは勿体ないことです。


ですのでここは一発、
みんなでセパルトゥラを愛しましょう。



  

  • Posted by グレイトさん at 08:11Comments(0)

    2009年06月19日

    ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン

    いつだったか、誰かが、

    『U2の音楽は風が吹いてる。』

    と言っていました。

    素晴らしい形容です。


    実際にU2の音楽は、
    ストレートなロックンロールだったり、
    アイリッシュ・フォークだったり、
    実験的なコンピューターミュージックのときもあれば、
    未来型デジタル・ディスコだったりするときもある。

    パッと聴いた感じはジャンルがばらばらです。

    しかしそれらは紛れもなくU2の音楽であり、
    すべてに共通することがあります。

    それが冒頭の引用、
    『風が吹いてる』、です。


    な〜に言っちゃってんの、って思う気持ちもわかります。
    しかし、その説明がすまじくビンゴなのも事実なんです。

    U2の音楽には、本当に風が吹いてるんですよ。


    2009年のアルバム
    『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』。
    これもご多分に漏れず、心地よい風が吹いてます。

    シンプルなアルバムジャケットは、モノクロの水平線。
    その世界をそのままに、海、太陽、虹など
    歌詞にも自然のキーワードがよく出てきます。

    とはいえ勿論、エコロジーを歌うわけでもなく、
    いや結局は繋がるのですが、
    ここにあるのはあくまでもU2の音楽。

    しかし総合的に感じとれる印象は、
    『良識』 に問いかけるような 美しさ。
    その悟りはもはや解脱の領域です。

    壮大なスケールの、
    本当に心地良い、
    だけどロックンロール。


    U2ならでは。




      

  • Posted by グレイトさん at 07:50Comments(0)

    2009年06月08日

    ザ・デヴィル・ユー・ノウ

    バンド名は 『ヘヴン・アンド・ヘル』

    ヴォーカル ロニー・ジェイムズ・ディオ
    ギター トニー・アイオミ
    ベース ギーザー・バトラー
    ドラム ヴィニー・アピス

    そう、中期ブラック・サバスです。

    期間限定で再集結ツアーをしたところ、
    あまりの反響にツアーを延長。
    そしてあまりに熱望された結果として、レコーディング。

    まさかこのラインナップで2009年にアルバムが出るとは・・・
    待ってみるもんですねぇ。


    つまりオジー・オズボーン時代のブラック・サバスと並び、
    ロニー・ジェイムズ・ディオの時代のブラック・サバスもまた、
    別のバンドとして、『伝説』であるということですね。
    そして伝説には続きがあったと。
    そんなワケです。


    ブラック・サバスが好きなら、
    両手放しで喜んで、
    文句なしに聴こうじゃないか。
    わーい・・・

    そんなモチベーションで望むとビックリします。
    そう、同窓会のようなノリではないんですね。


    ここにあるのは、紛れもなく
    現代版のブラック・サバス。
    過去に執着して焼き直しているのではなく、
    専売特許に偏るのでもなく、
    純粋に完成度の高い、
    21世紀のブラック・サバスです。

    トニー・アイオミの鳴らすリフ。
    ギーザー・バトラーの放つ音。
    ヴィニー・アピスの支える骨格。
    ディオの声。

    十八番とか、お家芸とか、わざわざ形容する必要はなく、
    世の中のスタンダードのひとつとして、
    当然、ブラック・サバスの音。
    金太郎飴のごとく、どこを切ってもあの世界。

    それなのに、新しい生命が宿っている躍動感。
    決して期待を裏切らず、
    決して古くなく、
    決して懐メロではない、
    誇り高きブリティッシュ・ハードロック。


    やっぱり超・カッコいい。



      

  • Posted by グレイトさん at 07:40Comments(0)