2012年07月31日
ホテル・カリフォルニア
イーグルスの 『ホテル・カリフォルニア』。
さすがに説明するのもおこがましい、
代表曲中の代表曲を収録した無敵のアルバム。
しかし、その表題曲が有名すぎて
『イーグルスってホテル・カリフォルニアのバンドだよね』
ってなってしまうのです。
いや、そうなんだけれども。
たしかに、そうなんだけれども。
絶対的な曲ですし、歴史に残る曲ですけれども。
イーグルスはその実、非常に多彩な心地よいロックを聴かせるバンドで、
コーラスのキレイさはお手本レベルですし、
子供から大人まで馴染みのよい絶品メロディは秀逸ですよね。
このアルバムが出る前の 『グレイテスト・ヒッツ』 が
マイケルジャクソンの 『スリラー』 を凌ぐ売上枚数を誇っていることからも
『ホテル・カリフォルニアのバンド』 でないことは確かなのです。
アメリカだけで2900万枚とか、もうよくわからない数字でしたよ、たしか。
とはいえ、このアルバムが素敵なのは確かなもので、
世界で2000万枚とか。
商業ロックに対する皮肉に富んだ知的な歌詞や
芸術的な曲構成、豊富な旋律、確かな腕前がバンドの無敵さを象徴します。
バンドとしてはブレイクした後で、『次もすごいアルバムなんだろう』 という
高いハードルを世間が設けたところを がっつり超えていく、という離れ業。
緊張感漂う、名盤です。
Posted by グレイトさん at
01:02
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