たまりば

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2011年10月01日

ホーセス

『ホーセス』。


70年代、ニューヨーク・パンクの女王、
パティ・スミスのデビューアルバムです。


とはいえ、このアルバムで聴ける音楽は
『パンク』 という言葉から連想されるものではないと思います。


パンクというと、
時代によってはメロコアやポップロック風であったり、
90年代に遡ってはグランジやオルタナであったり、
さらに遡ってはハードコアであったり、
あるいはニューウェーブであったりします。


ではパティ・スミスがどこに属するかというと
上記のジャンルには該当がない。

単純に音で分類するのであれば、『ロック』 でしょう。

ジャニス・ジョプリンやドアーズのような、
ブルージーでかつ鍵盤が印象的な、
空間のあるロックンロール。

ならず者がバンドを組んだだけでは到底たどり着けない、
緊張感のある美しい音楽的芸術です。


それでもパティ・スミスが
『パンクの女王』 と称されて違和感を感じないのは、
歌詞と声、それに生き様からくる印象でしょう。


世の中の流れよりも、自分の体を巡る血の流れを信じて、
『表現者』 として生きる。

実際にバンドのアンサンブルは
演奏の上に歌がのっている、というよりは
『朗読と演奏』 に近いものがあります。

それがバンドの音として成り立っているのは、
まさにアーティストとしての力量。

ジャケットの雰囲気そのものの、ある種の寂しさ、
クールさ、退廃的な雰囲気すら感じる中にある、
凄まじい熱量。


それは確かに、パンクのもの。


さすが女王。
さすが名盤。



  • Posted by グレイトさん at 08:42│Comments(0)
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