たまりば

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2008年12月23日

サボタージュ

かくも美しき、壮厳なるブラック・サバス。
6枚目、『サボタージュ』です。

『ブラック・サバス、かくあるべし』を明確に持っていながら、
アルバム毎に新基軸を取り入れて、
常に表現方法の幅を広げていったこのバンドの音楽は、
ギタリスト トニー・アイオミ
ベーシスト ギーザー・バトラー
この2人の柔軟性によるところが多いです。

実際にこのおふた方は世紀末前後に
ソロ・アルバムをリリースしますが、
時代の音を捉えて消化し、『らしさ』を失わず
新たな世界を構築することに成功しています。
つまり純粋に、
『ソングライターとして優れている』
んですね。
特にシンガーの個性が最大に活きるように
曲を構築することに関しては、
天才的と言って良いでしょう。

ヘヴィ・メタルにオジー・オズボーンという
『顔』を与えたのは神の奇跡ですが、
オジー・オズボーンを演出したのは
このふたりにドラムのビル・ワードを加えた
オリジナル・メンバーの3人であることは
間違いありません。
それが
『ブラック・サバス』
という名の伝説であり、
このアルバムはその伝説の集大成としての
完成度を誇ります。

『集大成』という響きから、
単なるベスト的な内容かというと、
もちろん『否』でございます。
これまでに培い、
鍛え上げてきた武器はそのままに、
前作
『血まみれの安息日』
で実験的に入っていた要素をさらに具現化。
全体像としてはキーボードやストリングスの
使い方がより効果的になり、
音の広がり、厚み、まとまりが増しています。
その結果
『静と動』、
『美と醜』、
『柔と剛』
のコントラストがより明確になり、
ドラマチックさ、ダイナミックさを
演出しているんですね。

特に英国室内合唱団のコーラスを用いたという
6曲目『帝王序曲』。
その後のロニー・ジェイムズ・ディオの加入したブラック・サバス、
その後のソロ・キャリアを積んでいくオジー・オズボーン、
両者に共通する音楽性は、この路線を突き進めたものでしょう。

他にも3曲目『シンプトン・オブ・ザ・ユニバース』の畳み掛けるリフ構成は
はスラッシュ・メタルの元祖といえますし、
4曲目『メガロマニア』はブラック・サバスらしさの粋を極めた大曲、
1曲目の『ホール・イン・ザ・スカイ』のノリはまさしく『ブラック・サバス音頭』とも言うべき専売特許。

聴きごたえバッチリのこの内容に、
誰が文句を言いますか。




  • Posted by グレイトさん at 09:39│Comments(0)
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