たまりば

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2009年03月04日

アゲインスト

いやぁ、こいつはヤベーよ。
ジャケットが仁王と般若だよ。
ブラジル出身のバンドが、だよ。
パッと見で怖えーよ。

・・・と、最初に感じたのを思い出しました。
セパルトゥラの『アゲインスト』。

1998年、ギター・ヴォーカルでありメインソングライターであった
マックス・カヴァレラが脱退し、あわや解散、
という危機を乗り越えての通算7作目です。


飢餓状態の野生的なデスメタルからはじまり、
『アライズ』でスラッシュ・メタルの極みを体現し、
『ケイオス・AD』でモダン・ヘヴィ・ロックの教則を産み出し、
『ルーツ』で原始音楽との融合を果たしたこのバンドのキャリアは、
まさに『進化』と『深化』を積み重ねてきたといえます。

そしてここで新たに辿り着いた境地は、
温故知新ともいえるストレートなヘヴィ・メタル、
いや、ハードコアと形容できるほどのダイレクトな開き直り。
そこにセパルトゥラ節を炸裂させた、
原始的、肉体的、野性的な迫力の音作りが冴えます。

新加入のヴォーカル、デリック・グリーンはタフで柔軟、
幅広く歌いこなしているので、進化し続けるバンドには
もってこいの逸材でしょう。


ちなみに12曲目 『カマイタチ』は、『鼓童』という
日本の誇る佐渡島の太鼓集団との競演。
太鼓とヘヴィ・メタルという組み合わせは相性抜群で、
日本人なら必聴。
これでアルバムジャケットも納得です。

それにしても見事に奥行きのあるアルバムを作っていきますね。
それでいて根底は揺るぎない血が脈打っています。
セパルトゥラの真髄は、やはり野生。
打楽器のリズムは永遠ですね。



  • Posted by グレイトさん at 08:21│Comments(0)
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