イート・エム・アンド・スマイル

グレイトさん

2011年03月24日 23:25

世界で最も(唯一かも)極彩色が似合うシンガー、
ダイヤモンド・デイヴこと
デヴィッド・リー・ロス。


こちら 『イート・エム・アンド・スマイル』 は
世界一のハードロック・バンドである
ヴァン・ヘイレンを脱退したのち、
ギターにスティーヴ・ヴァイを、
ベースにビリー・シーンを、
ドラムにグレッグ・ビソネットを擁しての
ソロ・デビュー・アルバム。

これはホントに超・名盤です。


メンバーを聞けば想像が出来る通り、
異次元のテクニックとアティテュードを持つ超人達による、
マニア垂涎の内容でありながらコマーシャルという奇跡の内容。


全10曲、足掛け30分という短さでありながらも、
圧倒的にボリュームを感じる濃密さ。

これは間違いなく、この4人だからこそ出来ることでしょう。

実際に、スティーヴ・ヴァイにとっても、
ビリー・シーンにとっても、
『代表作』 と言っていいくらいの貢献度の高さですね。


『シャイボーイ』 『エレファント・ガン』
における超絶技巧バトルは聴いててニヤニヤすることうけあい。

それを支えるドラムも、負けないヴォーカルも凄い。

それでいて、聴きやすさも抜群のバランス。

間違いなく、アメリカン・ハードロックの最終形のひとつです。


カヴァー曲のセンスもアレンジもこれまた最高で、
自分達のフィルターを通して完全に持ち曲にする仕上がり。


とにかくギラギラと輝く至極のロックンロール。


悲しみも苦しみも、切なさも儚さも、全部を抱えたうえでぶっ飛ばしてくれる、
底抜けに明るくトコトン能天気な 『陽』 のハードロックです。

どんな時代でも、
こーゆーのは必要になりますね。