ライヴ・アライヴ
スケールが大きくて、自由奔放な雰囲気。
裏打ちのある確かな技術。
その上でフィーリングを重視した泥臭さと人間味・・・
たまらなくカッコ良いですねぇ。
『スティーヴィー・レイ・ヴォーン・アンド・ダブル・トラブル』のライヴです。
のっけから
『オマエ、興奮してんな〜』
とツッコミを入れたくなるイキオイのMCが
『スティーヴィー・レイ・ボーン・アンド・ダブル・トラブル!
スティーヴィー・レイ・ボーン!』
って紹介。
大音量で聴くとわかるのですが、
テンションがり過ぎなのか、酔ってるのかは不明ですが、
声が震えてヘロヘロです。
しかしそこにすかさずレイ・ボーンのギターで『ソー・ホワット』。
これで勝負アリです。
やっぱりスタジオ録音と違って、
ライヴならではの緊迫感、臨場感ですね。
私は個人的に10曲目の『テキサス・フラッド』が好きなのですが、
この『テキサス』という響きはなんだかやたらカッコ良いですよね。
そうそう、昔から思っていたのですが、
外国の地名だと曲中に出てくるとカッコ良いじゃないですか。
『ニューヨーク』とか『サンフランシスコ』とか。
『カリフォルニア』もそうだし『ロサンゼルス』『マサチューセッツ』もいい。
『ミラノ』『ナポリ』『ハンブルク』『ロンドン』あたりも
『オイオイ、やるなぁ』っていう感じです。
『ルイジアナからニュー・オーリンズへ車で駆け抜けるぜ』っていうと
思わず『ついて行くぜ!』ってなります。
『東久留米から八王子へ向かって新青梅街道を駆け抜けるぜ』
・・・まぁ私はついて行きますが、カッコ良いかどうかは微妙なところです。
『おいおい、16号を左折しなきゃあ八王子には行けないぜ。』
と、ツッコミを入れてくれる人でもいたらラッキーでしょう。
たいがいの人はゴルゴ13のように無言でキツイ目をするはず・・・
って、レイ・ヴォーン関係ねえ。
とにかくこのアルバムはオススメです。