原始的破壊力
セパルトゥラの『ルーツ』。
このアルバム、最高にカッコイイんだよ。
でも私の友人JETががこのアルバムジャケットのTシャツを着ていたときは
『かわいそうな大人だ』と思いました。
目立ちすぎっからね。
内容はといいますと・・・
ブルータル・スラッシュメタルバンドから脱却、
バンドをモダン・ヘヴィネスの担い手へと押し上げた決定盤である
『ケイオスAD』の路線をさらに深化。
大地震のように全てを揺れ動かすグルーヴ、そして破壊力。
手拍子、打楽器を中心とした、原始のリズム。
コレにはやっぱり自然と体が揺れ動くのです。
ブラジルの原住民と共演した『イツサリ』、
パーカッショニストと共演した『ラタマハタ』など、
ストイックなまでに『リズム』を突き詰め、まさに『極めた』といえます。
ストレートに突進するだけが攻撃ではない、
存在感を発揮しながら、じっくりと、じわじわと侵食していく。
そして食い尽くす。
そんな熟練の武将のような巧みな攻め方をしてきます。
私にとってなにより嬉しいのは1曲めのタイトル。
『ルーツ・ブラッディ・ルーツ』。
『ルーツ、血まみれのルーツ』
・・・いやぁ、やっぱりヘビメタを知ってるんだな。
フフフ・・・。