ノストラダムス

グレイトさん

2008年08月27日 08:31

『彼らがいなかったら、ヘヴィ・メタルは絶滅していた!』
このダイレクトな言い回しは泣けますね。


ヘヴィ・メタルの権化、ジューダス・プリースト。
アルバムは『ノストラダムス』です。

バンド結成から39年目にして初のコンセプト・アルバムであるコチラの内容は、
タイトル通り、世紀末の予言で有名なノストラダムスについての2枚組。
とにかく壮大、かつ厳粛、そして叙情性と緊張感のあるメタル・オペラです。

大袈裟ともいえる仰々しさでストーリーを展開する手法は、
どちらかというとジャーマン・メタル系のバンドが得意とするところですが、
そこはさすがに神。

ヘヴィ・メタルを司っているだけあって、そんな手法もなんなくクリアです。


ミドルテンポの曲が多く、ロブ・ハルフォードの高音スクリームも少ないので、
かつての名盤の数々のような
『わかりやすい攻撃的なヘヴィ・メタル』という面は抑え気味。
知的に成熟したドラマチックな音楽、という印象でしょうか。

まぁ詳細は『電撃の三十路団』でメタルゴさんが書いて下さっておりますので、ご参照ください。



ではここで、ジューダス・プリーストの正しい聴き方。

正座。
携帯電話は電源オフ、またはマナーモード。
精神統一。
必要とあらばヘドバン。
くれぐれも失礼のないように。