雪と氷の旋律
もはや『音楽のいちジャンル』と言っても過言ではない、
パッと聴いた一音でわかるアーティスト、エンヤ。
2008年11月、通算7枚目のアルバムです。
私は
『大好きなヘビメタの大好きなアルバムについて無駄に語ろう』
と思いこのブログを始めたはずなのですが、
気付くとヘビメタは半分くらいですね。
そんなに好きじゃなかったのか?ヘビメタ。
そんなはずはないのですが・・・。
まぁいいか。
さて、このアルバム。
当初クリスマス・アルバムを作る予定だったのが、ことのほか季節感に広がりが出てきたために
クリスマスを軸としたウィンター・アルバムになったそうな。
冬をテーマにすると寂しさが強調されそうですが、
エンヤというアーティストにとって冬は素晴らしく前向きな季節らしく、
アルバムは明るい雰囲気、ポジティブな空気。
クリスマスのワクワクした感じが、独特の重厚なストリングスから滲み出ています。
いいアルバムだなあ。
初期の頃は神話や萬話をテーマに歌っていたので、『浮世離れした人間』みたいなイメージがあったのですが
最近は日常的な詞がメインになってきています。
作詞はエンヤ本人でないものも多いのでなんとも言えませんが、
理解なく歌うことはできないので共感はあるでしょう。
アルバム11曲目『マイ!マイ!タイム・フライズ』の一節
『月日の経つのははやいもの
アビイ・ロードを横断する4人の男
ひとりは靴を履くのを忘れてしまった』
なんて、粋じゃないですか。
ねえ。