宮殿
この有名すぎるアルバム・ジャケット。
世の中にレコードやCDは数多くあれど、
このインパクトに勝るジャケットにお目にかかったことはありません。
ケータイの待ち受け画面にしている人も多いのでは。
これもまた、このアルバムが歴史に残る一因でしょう。
キング・クリムゾンの『クリムゾン・キングの宮殿』。
1969年、最強のデビュー・アルバムです。
アルバムデビューに先立って、ローリングストーンズの
ブライアン・ジョーンズ追悼コンサートで前座を勤めたという、
圧倒的な実力。
発表されたアルバムはビートルズの『アビー・ロード』を抜いて
チャート首位を獲得する快挙。
タイミングもありますが、センセーショナルなデビューですねぇ。
しかしそれもまた本物の証明。
一聴すればすぐわかる。
曲、詩、メロディ、演奏、どれをとっても衝撃そのもの。
圧巻の完成度。
『なんだぁこの世界観はぁぁぁぁ』と、
アルバムジャケットのような顔になること間違いナシです。
なんつーかホント、
『すげえアルバムです』
としか説明出来ません。
1、21世紀のスキッツォイド・マン
2、風に語りて
3、エピタフ(墓碑銘)
a 理由なき行進
b 明日又明日
4、ムーンチャイルド
a ドリーム
b 幻想
5、クリムゾン・キングの宮殿
a 帰って来た魔女
b 操り人形の踊り
流れも完璧。
気持ち悪くて、気持ち良くて、
汚くて、美しくて、
ん〜・・・、まぁとにかく、スゲーんですよ。
最近は『異常者』っていう言葉を使わないので言葉のインパクトには欠けますが、
音楽のインパクトは不変で無敵。
いま聴いても、新鮮です。