ウルフギャングズ・ビッグ・ナイト・アウト

グレイトさん

2009年05月12日 07:41

ブライアン・セッツァー・オーケストラがクラシック。

豪快この上ない遊びを真剣にやってのけるこのチームは、
凄まじくエンターテイメントなプロ集団です。

2009年2月の公演を観にいきました。

ライヴがはじまり、気持ち良く盛り上がっていたところ、
4曲目か5曲目あたりで、なんと演奏中に
ブライアンのギターの音が出なくなるという致命的なハプニングが発生。
アンプをいじったりしながら曲を進めていくのですが、
一向に音は出ないままでした。

曲は今まさにギターソロに突入しようとしているところ。
観客全員がドキドキしながら観ていたのですが、
ブライアンは慌てることもなく、管楽器隊に
『いってくれ』みたいなジェスチャーをしました。

そしたら前に出て間をもたせるどころではありません。
管楽器隊員による、ソロの吹き合いです。
いつもと違うものを最高の状態で魅せる、
という気合がガッツリ伝わってくる素晴らしいパフォーマンス。

観客としてもホッとするだけでなく、感動が何倍にもなり、
『良いもの観れた』 という幸せな気持ちで一杯でした。


やっぱりプロはかっこいい。
すげーかっこいい。
エンターテイメントはかっこいい。
本物はかっこいい。