たまりば

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2010年08月12日

エターナル・アイドル

オジー・オズボーン。

ロニー・ジェイムズ・ディオ。

イアン・ギラン。

グレン・ヒューズ。

レイ・ギラン。


いずれもハードロック史上に燦然と輝くシンガーですね。

そしてヘヴィ・メタルのグランドファーザー、
ブラック・サバスの歴代フロントマンでもあります。


とはいえオジー・オズボーン以外のシンガーはいわばキャリア組で、
ブラック・サバスに加入するときにはすでに有名でした。

そんなこともあってか、アルバムを多く残すことなく
次々と入れ替わっていきます。ちょっと悲しいですが、致し方ないことかもしれません。


そんな折り、加入したのが当時新人といえるほど無名な
トニー・マーティン。

アルバムは 『エターナル・アイドル』です。


トニー・マーティンというシンガーは、
ロニー・ジェイムズ・ディオを彷彿させる正統派。

熱くて伸びの良い声でしっかりと旋律をとる、
ブリティッシュ・ロックにぴったりのタイプです。


事実、シンガーが定まらない困惑の中で活動し続けていた
ブラック・サバスは、ここからまさに再スタートし、
良質のヘヴィ・メタルを次々と量産します。

結果、ブラック・サバスの歴史において、
トニー・マーティンはオジー・オズボーンの次に
多くのアルバムを残すシンガーになるんですね。


なによりもブラック・サバスという歴史あるバンドに入り、
冒頭のシンガーと比べられるという
考え方によっては地獄のような苦しみを受け止める度胸と
負けない実力。

それだけで賞賛でしょう。


素晴らしいことです。
ありがとうトニー・マーティン。




  • Posted by グレイトさん at 23:02│Comments(0)
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