たまりば

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2007年12月04日

エンジェル・ダウン

元スキッド・ロウのフロントマン、セバスチャン・バックのソロ・アルバム。

『ブレーキの壊れたダンプカー』と呼ばれていることからもわかりますが、ロックンロールの権化としての生き様がとても魅力的。
身長が高くルックスも良く、孤高に輝くロック・スターです。

『ジキル&ハイド』『ロッキー・ホラー・ショウ』『ジーザスクライスト・スーパースター』といったミュージカルへの参加を経て、ヴォーカルにさらに磨きがかかって艶を増しました。


アルバムは一聴して非常にヘヴィでアグレッシブ、そして雑多。

1曲目『エンジェル・ダウン』はいきなりデヴィン・タウンゼンドか?と思うくらいの激唱から、甘い歌声。
スゴいインパクトです。
2曲目『ユー・ドント・アンダースタンド』はジャーマン・メタルか?と思うようなギターリフではじまるスキッド・ロウにはなかったタイプの曲。
6曲目『アメリカン・メタルヘッド』はラムシュタインか?と勘違いされそうな重戦車の突進。
9曲目『バイ・ユア・サイド』は往年のスキッド・ロウを彷彿させるバラード。
この辺を押さえてくるのは流石です。
11曲目『テイク・ミー・ダウン・ウィズ・ミー』の歌い出しはオジー・オズボーンと聴き間違えそうな衝撃。
しかもパンテラばりにヘヴィすぎ。


・・・とまあ、そんな感じで『○○のような』という印象を多く受けました。
が、決してそれはネガティブなものではなく、それらを全て消化して『セバスチャン・バック節』に仕上げた感じです。

モトリー・クルーのヴィンス・ニールやガンズのアクセル・ローズと同じように、
『そうそう、この声!』な稀有なシンガーですので、そんな人物が
『グルーヴがきいていて破壊力のあるアメリカン・ヘヴィ・ロックンロールをやっている』ことに価値があるのです。

うむ、素晴らしいぞ!


  • Posted by グレイトさん at 08:08│Comments(0)
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